×

女子バレー 韓国に快勝も困った…五輪メンバー誰にする

[ 2012年6月25日 06:00 ]

<日本・韓国>第2セット、スパイクを放つ木村(左)

バレーボール女子ワールドグランプリ大阪大会最終日 日本3―0韓国

(6月24日 大阪市中央体育館)
 決勝ラウンド進出を逃した世界ランク3位の日本は同13位の韓国をストレートで破り、通算4勝5敗の勝ち点13で大会日程を終了した。25日に発表されるロンドン五輪出場メンバー12人は、負傷中の江畑幸子(22=日立)を含めた今大会のエントリーメンバー15人を軸に選考されるが、攻撃に課題が多く、真鍋監督は頭を悩ませそうだ。

 完勝したというのに真鍋監督の表情は湿ったまま。「セッターとスパイカーは半分くらいしか(タイミングが)合っていない」とぼやいた。五輪メンバー12人の選考も兼ねた大会で選手のパフォーマンスは低調に終わった。江畑の故障や木村沙織(25=東レ)の発熱などで、控え組にとってアピールする絶好の機会だったが、迫田さおり(24=東レ)以外の印象は薄い状況。司令塔の竹下佳江(34=JT)、中道瞳(26=東レ)以外のメンバー入りは混沌(こんとん)としている。

 前日のトルコ戦は控え組をスタメン起用して完敗。韓国戦はしびれをきらしたように竹下、木村ら主力組が先発。エースの金軟景を温存した韓国とは対照的で、栗原恵(27=カザニ)は出番すらなかった。結論を出すときが迫るなか「スタッフの意見を参考にして決めたい」と話す指揮官の顔には苦悩がにじみ出ていた。

続きを表示

2012年6月25日のニュース