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日本 トルコに1―3…五輪へ不安残す

[ 2012年6月24日 06:00 ]

トルコに逆転負けし、決勝ラウンド進出を逃した日本

バレーボール女子ワールドグランプリ大阪大会第2日

(6月23日 大阪市中央体育館)
 1次リーグ2試合を行い、世界ランク3位の日本は同11位のトルコに1―3で敗れて通算3勝5敗となり、5年ぶりに決勝ラウンド進出を逃した。日本は第1セットを競り合いで奪ったが、第2セット以降はサーブレシーブが乱れて3セットを連取された。第4セットには、ここ2試合を発熱のためにほとんど出場していなかった木村沙織(25=東レ)を投入したが、トルコの勢いを止めることはできなかった。

 ロンドン五輪前の最後の国際大会で、五輪出場国のトルコに完敗して1次リーグ敗退が決定。真鍋監督は「きょうは全員が悪かった」と嘆いた。22日のドイツ戦と同様、竹下ら五輪最終予選組を“温存”して臨んだ。第1セットは、石田のアタックなどで競り合いをものにしたが、第2セットの出だしでいきなり4連続失点すると、流れを取り戻せなかった。

 サーブレシーブが乱れ、追求しているはずの速いバレーが不発。第4セットに五輪最終予選の中心となった竹下、木村らを投入しても流れを変えられなかったことで、より一層不安が残る。この敗退で本番までの約1カ月を残して、24日の韓国戦が事実上、最後の実戦機会となる。竹下は「一日一日の意識が大切」と危機感を募らせた。

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2012年6月24日のニュース