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OA枠は苦渋の人選…海外組招集 承諾したのはVVVだけ

[ 2012年6月15日 06:00 ]

ロンドン五輪予備登録メンバー発表

(6月14日)
 関塚監督からすれば、OA枠3人は「苦渋の人選」だった。タレント豊富な前線に比べ、実績、レベルともにひ弱さが目立つ守備的ポジション。当初、第1希望はDF長友佑都(インテル・ミラノ)、MF細貝萌(レバークーゼンに移籍)とDF吉田麻也(VVVフェンロ)の欧州組3人で、既に打診も済ませていた。

 だがOA枠には招集の拘束力がなくインテル・ミラノ、レバークーゼンが難色を示し、吉田の所属するVVVフェンロだけが承諾してくれた。

 その他、遠藤、中村憲らをリストアップ、関塚監督も複数の選手と面談しながら意思確認を続けたが、五輪前哨戦と位置づけた5月のトゥーロン国際で3戦7失点。SB、CBの補強が急務とされ、また安藤、増田のGK陣も経験不足を露呈。正GK権田の“サブ枠”にOA枠を使わざるを得ない状況に追い込まれた。

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2012年6月15日のニュース