３試合で７失点…セットプレーとサイド攻撃の対応に難

＜日本・エジプト＞後半３３分、スーリマンにゴールを決められるＵ―２３日本代表の山村（右）

トゥーロン国際大会１次リーグＡ組 Ｕ―２３日本代表２―３Ｕ―２３エジプト代表

（5月27日 フランス・ルラバンドゥ）
　守備の課題が浮き彫りになった。勝てば１次リーグ突破できた試合。Ｕ―２３日本代表のＧＫ安藤がバックパスを手で扱ったとしてゴール前で間接ＦＫを与え、前半３１分にそのＦＫから失点。６分後にはサイドを突かれ２点目を失った。決勝点もＦＫからだった。

　大会３試合で７失点。特にセットプレーとサイド攻撃への対応のまずさが目立った。関塚監督は「同じような形で失点を重ねた。それでは勝ちに持っていけない」とうつむいた。「サイドの対応、クロスの対応を見直さないといけない」と鈴木も反省していた。

　また相手がワンツーで攻め込んでくる場面で、ボランチ、センターバック、サイドバックの連係不足から簡単に突破される場面があった。関塚監督も「スピード感を体感したと思う。並んだら裏を取られるのでどう修正するか」と指摘した。今大会で経験した欧州、アフリカ勢とのスピードの違いをどう埋めるのか。五輪まで残された時間は少ない。