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美里 2大会連続五輪!ともに歩んだライバル西田と握手

女子52キロ級決勝、西田優香(下)を抑え込み、一本勝ちで優勝を飾った中村美里

柔道全日本選抜体重別選手権兼ロンドン五輪代表最終選考会最終日・女子52キロ級決勝 ○中村美里 横四方固め6分58秒(延長) 西田優香●

(5月13日 福岡国際センター)
 女子48キロ級同様、厳しい代表争いを繰り広げてきた女子52キロ級は、世界ランク3位の中村美里(23=三井住友海上)が同1位の西田優香(26=了徳寺学園職)を延長の末に横四方固めによる一本で下し、08年北京五輪に続く2大会連続の五輪出場を決めた。

 西田とともに歩んだ4年間だった。「いろんな巡り合わせで、いっぱい争って、最終決着した。ちょっと寂しい思いがある」。優勝してもあまり笑顔を見せない中村が、西田の話の時だけうっすらと涙を浮かべた。

 北京五輪は、半年前に48キロ級から階級を上げ、西田から代表の座を奪った。しかし、本番は銅メダル。「五輪の借りは五輪でしか返せない」と4年間無敗を誓ったが、立ちはだかったのは西田だった。09年世界選手権は中村、10年は西田、11年は中村が優勝。世界より、西田に勝つために戦った4年間だった。

 「西田さんがいなかったら、柔道のことをこんなに考えなかった。無敗でなくてよかったです」。今大会前もGS東京、マスターズと西田に連敗し、挑戦者として臨んだ。そのライバルを決勝で下した最高の五輪切符だった。

 決勝の試合後。礼のあと、国内では珍しく両者が握手した。西田から中村に歩み寄り「ありがとうございました」と声を掛けたという。「五輪は一人しか出られないのが残念だけど、西田さんの気持ちも背負って、金メダルを獲らないといけない」。そう思えるライバルがいることが、大舞台で中村を支えるはずだ。

 ◆中村 美里(なかむら・みさと=女子52キロ級)08年北京五輪銅メダル。世界選手権は09年金、10年銀、昨年金メダル。全日本選抜体重別選手権は3連覇を含む4度の優勝。得意は小外刈り。東京・渋谷教育渋谷高出、三井住友海上。1メートル57。23歳。東京都出身。

 ▼吉村和郎強化委員長 力を出せなかった選手もいたが、プレッシャーに勝たないと金メダルは獲れない。精神面の成長が金メダルの数に関わってくる。最低7個の金メダルを目指す。

[ 2012年5月14日 06:00 ]

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