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五輪で不振のロシア…大統領「当局者は責任を」

[ 2010年3月1日 22:07 ]

 ロシアのメドベージェフ大統領は1日、金メダル獲得数が合計三つに終わったバンクーバー冬季五輪でのロシア代表選手団の不振に絡み「(スポーツ当局者らは)今すぐにも責任を取るべきだ」と述べ、辞任を促した。ロシア主要メディアが伝えた。

 大統領はモスクワ郊外での最大与党「統一ロシア」幹部との会談で「責任者は勇気ある決断をすべきだ。できないなら、われわれが手助けしてもいい」と述べ、関係者の更迭も辞さない姿勢を示した。
 ロシアは2014年の次回ソチ冬季五輪の開催国。今回の成績不振を受け、選手強化策の抜本的な見直しが必要との声が高まっている。
 大統領は責任者を名指しはしなかったが、下院議員らの批判を浴びていたロシア・オリンピック委員会のチャガチョフ会長やムトコ・スポーツ観光青年相らを念頭に置いた発言とみられる。
 バンクーバー五輪でのロシアの金メダル獲得数は国別11位。グリズロフ下院議長は大統領との会談で「過去最低の結果」とし、「(選手強化の)制度上の問題だ」と指摘した。(共同)

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2010年3月1日のニュース