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【第26回】興奮のあまり町中でハプニングが…

[ 2010年3月1日 13:39 ]

ウィスラーの中心部で盛り上がるカナダ人

 【バンクーバーだより】バンクーバー五輪最終日。スキー距離の取材を終え、ウィスラーの町に戻ってくると、町全体が異様な熱気に包まれていた。人々はアイスホッケー男子決勝に夢中だった。数千人が大型ビジョンで観戦し、決勝ゴールが決まると、ありえないほどの歓声が起こった。

 興奮のあまり町中でハプニングが続出した。カナダの国旗をマントにした若者が店の窓ガラスをたたきながら歩くのは当たり前。ホテルの屋外プールに若い男女3人組が乱入し、全裸で飛び込むシーンも。(女性はかなりの太めでしたが…)。あまりの事態に警察官も大忙しだった。
 そんなお祭り騒ぎをよそに、いつものターミナルでバスを待っていると、メディアセンター行きという看板やオリンピックムードを盛り上げてきた垂れ幕が次々と撤去されていた。閉幕なんだ。
 開幕日に比べると雪も少なくなった。やがて春になる。「そういえば、ここでオリンピックが開催されてたんだよね」。そんな会話が交わされることだろう。(武田 政樹)

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2010年3月1日のニュース