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植田ジャパン デメリット満載WL出場

[ 2008年7月18日 06:00 ]

 日本バレーボール協会は17日、国際バレーボール連盟(FIVB)から主催者推薦での出場を要請された男子国際大会、ワールドリーグ(WL)の決勝ラウンド(23~27日・リオデジャネイロ)への参加を決めた。ブラジル行きは強豪国と対戦できる利点はあるが、デメリットも満載だ。

 WLは旧公式球を使うため五輪から採用される新公式球に慣れるための練習が削られる。さらに片道約2万キロの長距離移動は大きな負担で、植田監督も困惑していた。結局、日本協会はFIVBの要求を拒めなかった。

 そのため、協会は派遣メンバーを落とす方向で検討に入ったが、簡単にいかない理由がある。WLのメンバーは開幕前に登録された19人の中から選ぶ。五輪代表の12人はこの19人から選ばれており、五輪代表以外の選手で代表を組んでブラジルに派遣するのは不可能だ。選考は難航し、この日は結論は出なかった。

 FIVBのアコスタ会長は日本のテレビ放映を期待して主催者推薦に選んだが、日本協会によるとフジテレビから「枠が空いてない」ため断られたという。五輪直前の重要な時期に、植田ジャパンは長距離遠征を強いられることになった。

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2008年7月18日のニュース