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北朝鮮「五輪の南北合同応援は無理」

[ 2008年7月5日 19:52 ]

 北朝鮮は5日、韓国の李明博政権が南北対話や協力事業を「すべて破たんさせた」と非難、南北を連結する京義線を通じ北京五輪に南北合同応援団を派遣することも「実現できなくした」と述べ、応援団派遣は不可能との立場を表明した。

 北朝鮮で対韓国関係の窓口となっている「祖国平和統一委員会」が同日、朝鮮中央通信を通じ発表した李政権の北朝鮮政策を非難する三日付の書記局論評で表明した。

 京義線を利用した北京五輪への合同応援団派遣は、昨年10月の第2回南北首脳会談で合意、今年2月には南北計600人を送ることも決まっていた。

 論評が北京での合同応援自体まで否定したかどうかは明らかでないが、北朝鮮は李政権の核問題や経済協力での厳しい姿勢に反発、当局間対話を中断し食糧支援も拒否するなど対決姿勢を強めている。合同応援のほか、北京五輪の開幕式、閉会式での選手団合同行進も不透明となっている。(共同)

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2008年7月5日のニュース