SGカウントダウンコラム

PG1「第9回クイーンズクライマックス」28日開幕 あと5日 ボートレース浜名湖

[ 2020年12月23日 05:30 ]

寺田千恵(左)と守屋美穂
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◆近況好調選手
 年末に向けて調子を上げてきたのが守屋美穂だろう。8月のレディースチャンピオンでは平山智加の2コースまくりを許し戴冠のチャンスを逃したが、その後はコンスタントに優出、優勝を重ね21年から適用される新勝率7・27は女子のトップ。賞金ランキングも1位で乗り込み主役を担う。超一流が結集したボートレースバトルチャンピオントーナメントでは不利な枠番から優勝戦進出を果たし女子レーサーの存在を存分にアピールした。レディースチャンピオン、レディースチャレンジカップで1枠から敗れた悔しさを年末の大一番で晴らしたい。

 忘れてならないのが今回で9回目を迎えるクイーンズクライマックスでただ一人、皆勤賞を果たした寺田千恵だ。今年は無理かと誰もが思ったはず。しかし、最後まであきらめることがなかった寺田は賞金加算のラストチャンスとなるレディースチャレンジカップを優勝で締めくくり、どんでん返しをやってのけた。決まり手は3コースから展開を見据えての差し抜け。勝因は経験値の高さか。ギアをトップに入れ沈黙を破った寺田。メンバー最年長のプライドとテクニックで変幻自在のさばきを披露する。

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