SG「第29回グランドチャンピオン」18日開幕　あと2日　ボートレース多摩川

笠原亮（右）と池田浩二
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≪注目選手（4）≫

◆笠原、05年クラシックSG初出場Vの偉業

　笠原亮が全国に名を売ったのが、ここ多摩川だ。デビュー５年11カ月目となる05年の当地クラシックでＳＧ初出場。２号艇で優出しただけでも十分凄いが、２コースを奪い先まくりを打つ岡本慎治の上を３コースから強ツケマイでねじ伏せ優勝。ＳＧ初出場初Ｖの偉業を成し遂げた。15年の芦屋チャレンジカップで２度目のＳＧ制覇。昨年は２度のＧⅠ優勝とまるがめメモリアル準優勝など安定した活躍で、ＳＧを制した、05、15年に続く３度目のグランプリ出場を果たした。意外性から安定性へ移行している印象だが、爆発したら手がつけられない。思い出の地で大暴れは必至だ。

◆池田、09年クラシックでイン逃げ決めてV

　多摩川でのＳＧ開催は09年クラシック以来10年ぶり。その時の優勝が池田浩二になる。得点率トップ通過で準優を逃げ切った今垣光太郎が待機行動違反で賞典除外に。予期せぬ形で優勝戦１号艇を手に入れた池田はチャンスを逃すことなく３度目のＳＧ制覇。現在は９個のタイトル保持者となりトップレーサーとして活躍。13年のグランプリを最後にＳＧ優勝から遠ざかるも、今年は２月と４月に開催された地元のとこなめ周年を連覇。狙った獲物は逃さない集中力は健在だ。

　17日はシリーズの見どころを紹介する。