今週の丸山元気!

ユイノシノビアシ 力試しの一戦

[ 2022年7月29日 15:00 ]

◎丸山元気騎手のコメント

今週は土日合わせて14鞍に騎乗します。

ダンツターセル(土曜1R)は悪くないですよ。気性が高ぶり過ぎるところがあるので、その辺がどうかですけど、2戦目で落ち着いて臨めればチャンスはあると思っています。

ユイノシノビアシ(土曜5R)は持っているモノはいいですが、調教と実戦ではペースが違いますからね。実戦でついて回れるかが鍵になりますし、初戦からどこまでやれるか、力試しの一戦です。ここでいい走りをしてくれると、先々が楽しみになりますね。

モリノカンナチャン(土曜11R)は内枠が欲しかったです。この枠でどうかですけど、前走いい脚を使ってくれましたし、ロスなく立ち回ればチャンスがあっていいと思っています。

セイウンハルカニ(土曜12R)は1000メートルは忙しいので、北海道なら芝1200メートルでいいと思います。もっとやれても良さそうです。

タリエシン(日曜1R)は距離が延びるのは良いと思うので、前進があれば。

グレースルビー(日曜12R)は調教で乗りましたが、ワンペースな印象を受けました。小回りは合っているので、少しでもいい所を出せれば。

今週も応援をよろしくお願いします。

◎山崎の見解
土曜日
1Rダンツターセル ☆☆☆
 前走は追走に苦労する場面があったが、渋太く脚を使い3着と上々の内容。一叩きされ調教の動きは良くなり、2戦目でスムーズに流れに乗れれば上位争い可能。血統からダート替わりは歓迎のアネモス、自己条件に戻るオボロヅキヨが強敵か。

2Rリンクスアイ ☆
 新馬戦で2着があるが、その後が物足りない内容続き。鞍上の腕で少しでも前進があればいいが…。堅実なジューンポンポン、前走2着と札幌で変わり身を見せたディスコ、長く脚を使うベガスバケーションが上位候補か。

5Rユイノシノビアシ ☆☆
 乗り込み本数は少ないが、1週前に上々の時計をマークし、最終追い切りでも素軽い動きを披露。新馬特有のスローペースで流れに乗れれば食い込みがあっても。好時計をマークし素質十分のコモドアーズ、一追い毎に動きが良くなっているアルファインディ、本数は少ないが併せ馬で先着するなど動き目立つブライトファントムが上位候補か。

7Rデルマタモン ☆
 近2走ともに5着と健闘も、勝ち馬とは1秒以上も離されている。毎回末脚は堅実だが、展開の助けがないと更に上位までは…。好仕上がりのジョイス、堅実なチュウワジョーダン、長くいい脚を使うテーオーバフェットが上位候補か。

8Rサイモンベラーノ ☆☆
 前走は内を上手く立ち回ったとはいえ3着と変身。小回りは合っており、今回もロスなく運べれば再度上位食い込みも。重賞でも差のない競馬をしているマイシンフォニー、好仕上がりのデインティハート、前走好時計で未勝利を卒業したナックフローラが上位候補か。

10Rタイセイドリーマー ☆
 3走前に現級で3着と好走しているが、軽ハンデを生かした騎乗。定量戦では展開が向かないと…。前走2着惜敗のスワーヴエルメ、前走は展開が向かなかったシェルビーズアイ、前走2着で後続に4馬身をつけたマリノアズラが上位候補か。

11Rモリノカンナチャン ☆☆
 前走は1角で不利があったが、ゴール前で復調を示す末脚を使い7着でも見所十分。札幌は4戦全て馬券圏内と相性が良く、叩き2戦目で上位食い込みがあっても。素質馬が軌道に乗ったクライミングリリー、札幌実績があるナリタブレード、仕上がりの良さが目立つウインエクレールが上位候補か。

12Rセイウンハルカニ ☆☆
 近2走は1000メートルが忙しかった印象。1ハロンの延長はプラスで、芝でも問題ないフットワーク。流れに乗れれば変わり身があっても。近2走は脚を余し不完全燃焼のヒルノローザンヌ、末脚堅実なブランデーロック、前走1200メートルで変わり身を見せたラヴォルタが上位候補か。

日曜日
1Rタリエシン ☆☆
 近2走ともにスタートが一息だが、末脚は堅実。距離延長でもう少し流れに乗れれば上位食い込みも。2戦連続で2着のブルジュドバイ、前走の末脚が目立っていたサクラトップクリス、距離短縮で粘りが増しそうなトーセンノヴァが上位候補か。

6Rベルマーレミノル ☆
 前走は中団のまま伸びずバテずの7着。叩き2戦目、距離2度目で少しでも前進があればいいが…。昇級初戦の前走でいきなり2着とメドを立てたルプランドル、前走は躓く不利があったタカラマドンナ、堅実なプリティインピンクが上位候補か。

7Rクールブリエ ☆☆
 未勝利の身だが、4走前に3着と好走しているように1勝クラスでも力は通用。近2走も勝ち馬とは差がなく、展開ひとつで上位食い込みも。前走は道悪が応えたウインチェレステ、休み明けも好仕上がりのマイネルトルファン、一叩きして調教の動きが良くなったシュルレアリストが上位候補か。

8Rサイモンルグラン ☆
 過去に現級でも好走歴はあるが、近走がワンパンチ足りない競馬続き。比較的相性のいい札幌で前進があれば…。使いつつ調子を上げているフームスムート、前走3着と昇級初戦でいきなりメドを立てたミラキュラスライト、末脚堅実なサトノスライヴが上位候補か。

11Rファーストフォリオ ☆
 札幌は3戦3勝と得意なコースだが、重賞ではまだ荷が重い印象で距離も初めて。鞍上の腕で少しでも上位を期待したいところだが…。GIでも上位争いしているウォーターナビレラ、昨年のクイーンSの覇者テルツェット、折り合いが鍵も能力は重賞でも通用するスライリーが上位候補か。

12Rグレースルビー ☆☆
 近走はワンパンチ足りない競馬続きだが、昨年のこのレースでは2着と好走。休み明けでも動きは悪くはなく、得意の小回り1700メートルで前進を期待できそう。クラス慣れしてきたリファインドマナー、好仕上がりのラレイナ、マイペースなら渋太いメイショウホマレが上位候補か。

<山崎啓介>
1982年生まれの北海道出身。2007年に専門紙「一馬(現・優馬)」に入社。美浦の想定班で、若手の調教師、騎手との繋がりが深い。現在も「優馬」のホープとなるべく、日々勉強中。

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