今週の丸山元気!

フォーヴィスム 能力は昇級でも足りる

[ 2021年8月20日 17:25 ]

◎丸山元気騎手のコメント

今週は土日合わせて14鞍に騎乗します。

トランセンドパスト(土曜3R)は前走も頑張ってくれましたが、できれば外めの枠が欲しかったので、この枠はいいですね。スムーズな競馬ができれば、もっとやれると思います。

ノワールドゥジェ(土曜12R)はそこまで大きく成長した感じはありませんが、状態は悪くはありません。昇級でどうかですけど、いい競馬ができればいいですね。

スターオブエイジア(日曜4R)はマイルになるのは良いと思います。あとは落ち着いて冷静に臨めるかどうかですね。

ボーンジーニアス(日曜6R)の前走は終いにいい脚を使ってくれましたし、もう少し走る気になってくれれば。

フォーヴィスム(日曜12R)は能力は昇級でも足りると思いますが、初めてのコーナー4つや1800メートルを克服できるかがカギになりますね。ここでいい競馬ができれば、この先も楽しみになります。

今週も応援をよろしくお願いします。

◎山崎の見解
土曜日
3Rトランセンドパスト ☆☆☆☆
 ダート1200メートルでは4戦して3回馬券圏内と安定した成績。脚部不安明けだった前走を叩いて調教の動きは良くなっており、今回のメンバー構成なら上位争い必至。先行力があるスズジャッカル、リフレッシュ効果で調教の動き上々のショウナンサキガケ、前走は不利が重なったキタノドンポートロが強敵か。

5Rニシノボルテージ ☆☆
 乗り込み量は十分だが、まだ動き切れていない印象。使いつつ良くなってからか。栗東坂路で好時計をマークしているジャスパークローネ、スピード感十分のセントイライアス、新馬向きの前向きさがあるベルベリスが上位候補か。

7Rエレガントオーラ ☆
 ここまで2戦してともに二桁着順。立て直した効果で少しでも前進があればいいが…。末脚堅実なトミケンサルタールとマイヨアポア、調教の動きが良くなっているココリカレドニアンが上位候補か。

8Rラインオブフェイト ☆☆
 前走は16着と大敗したが、明らかに2100メートルは長かった印象。1200メートルに戻れば前進可能。末脚堅実なアポロセイラン、前走は若干スムーズさを欠いたチャペルレーン、渋太さがあるフレンドアリスが上位候補か。

10Rシアーライン ☆☆
 前走は高速馬場に泣き13着だったが、過去に現級2着があるように脚力はここでも見劣らない。最終追い切りで好時計をマークしているように仕上りは良く、良馬場で少し時計がかかれば上位食い込み可能。ハマった時の末脚強烈なアスタースウィング、先行力抜群のマラードザレコード、新潟は好相性のノアヴィグラスが上位候補か。

11Rヴォウジラール ☆
 過去に現級でも好走歴はあるが、近走が物足りない内容。久し振りの芝で、どこまで変わるか…。前走大楽勝だったエドノフェリーチェ、マイペースなら渋太いエターナルヴィテス、去勢明けだが入念に乗り込まれ好仕上がりのサトノラディウスが上位候補か。

12Rノワールドゥジェ ☆☆☆
 前走は最後まで抜かせず6戦目で未勝利勝ち。瞬発力勝負になった時の不安はあるが、前々で運べる器用さがあり、昇級でも差のない競馬ができそう。相手なりで堅実なトーセンメラニー、新潟外回りは合うアキノコマチ、春には重賞でも僅差の競馬をしていたイズンシーラブリーが強敵か。

日曜日
1Rセイウンシデン ☆☆
 初戦は太目残りのうえ、パドックでは馬っ気を出し能力を出し切れなかった印象。デビュー前の動きは悪くはなく、叩いた上積みが見込める今回は上位食い込みがあっても。前走はメンバー最速の上がりを使い能力示したサンカルパ、前走は実戦で良さが出たティーライトニング、使いつつレースを覚えてきたリュウノブレイクが上位候補か。

3Rサノコア ☆☆
 十分過ぎるほど乗り込み、最終追い切りでは古馬相手に食らいつき水準以上の動き。フットワークからダートも合いそうな印象があり、初戦から差のない競馬ができそう。一追い毎に動きが良くなっているダイシンアキラ、好時計を連発しているニシノアンドレア、乗り込み十分で血統からダートも合うセイカフォルゴーレが上位候補か。

4Rスターオブエイジア ☆☆☆
 ここまで4戦して3着1回4着3回と安定した成績。今の未勝利なら力量上位で、再度マイルに距離を詰めて、もう一押しがあっても。前走は不利があったバクラヴァ、広いコースの方が合うロジモーリス、揉まれ弱さはあるが能力確かなアヒージョケッパーが強敵か。

6Rボーンジーニアス ☆☆
 前走は初芝で後ろからになったが、メンバー最速の脚を使い9着でも悪くない内容。以前より動きが良くなっている印象もあり、展開ひとつで上位食い込みがあっても。大崩れが少ないマイネルレガシー、長くいい脚を使えるエシカル、叩き3戦目で更に状態を上げているスフリエールが上位候補か。

9Rディランズソング ☆
 1勝クラスでは15、12着とメドが立っていない現状。初めての直線競馬でどこまで変わるかだが…。前走は馬場が応えたレオハイセンス、前走は内枠が応えたトミケンルーア、芝に戻るステラダイヤが上位候補か。

11Rレシプロケイト ☆☆
 ムラ駆けだが、過去にオープンで現級2着2回。折り合い面から1200メートルも合っており、新潟実績も十分。展開ひとつで上位食い込みがあっても。2連勝中で勢いあるトウカイエトワール、渋太さがあるクーファピーカブー、前走は躓いて力を出し切れなったヴァニラアイスが上位候補か。

12Rフォーヴィスム ☆☆☆
 キャリア2戦目、長期休養明けの前走で未勝利勝ちと素質は高い。コーナー4つ・1800メートルへの対応が鍵になるが、中間の動きは申し分なく、今回のメンバー構成なら昇級でも通用しそう。前走は小回りの小倉が忙しかったプロフェルド、末脚堅実なイントゥザワールド、減量騎手騎乗でもう一押しを狙うエターナルボンドが強敵か。

<山崎啓介>
1982年生まれの北海道出身。2007年に専門紙「一馬(現・優馬)」に入社。美浦の想定班で、若手の調教師、騎手との繋がりが深い。現在も「優馬」のホープとなるべく、日々勉強中。

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