今週の丸山元気!

エクセレントタイム ブリンカーで変わってくれるか

[ 2021年3月5日 15:25 ]

◎丸山元気騎手のコメント
今週は土日合わせて13鞍に騎乗します。

アウトストラーダ(土曜3R)はまだソエがあるようですが、そういう状況なので現状ではダートに戻るのはいいと思います。能力はある馬ですし、変わってほしいですね。

ジーナスイート(土曜8R)は毎回頑張ってマイルでは堅実ですけどね。あとは展開の助けがあれば。

コントラチェック(土曜12R)は2走前に乗った時、直線で捌きづらいところがありました。スムーズなら重賞でもやれていいと思います。ただ、雨で馬場が悪くなるとダメなので、その辺が鍵になります。

エーアイダンサー(日曜1R)はノドは相変わらずですが、先週・今週と追い切りに乗っていい動きでした。1200メートルに更に短くなりますが、楽に行けるようならチャンスはあると思います。

エクセレントタイム(日曜5R)は前走も終いは脚を使っていますが、走る気がないような感じ。今回はブリンカーを着けるので、気持ちの面がどう変わってくれるかですね。

今週も応援をよろしくお願いします。

◎山崎の見解
土曜日
1Rラレイナ ☆☆☆
 初戦はメンバーが揃っていたなか6着と上々の内容。休み明けになるが、格上馬と併せるなど中身の濃い追い切りを消化し好仕上がり。ダート替わりが鍵になるが、やや低調な今回の組み合わせなら素質の高さで上位争い可能。前走はフケの影響があったウィズザワールド、血統からダート替わり歓迎のスマイルチェンジ、中山戻りは好材料のペイシャクェーサーが強敵か。

3Rアウトストラーダ ☆☆☆
 前走が6着と案外な成績だが、メンバーが揃っていたレースに加え、ソエの影響も響いた印象。まだソエは残っているとのことだが、立て直して調教の動き自体は良くなり、2走前に今回と同じ舞台で2着があるようにダートも問題なし。展開ひとつで上位争い可能。集中力が出てきたコタ、減量騎手でもう一押しを狙うタマモヒップホップ、競馬センスがいいスミソニアンが強敵か。

4Rニシノライトニング ☆☆
 前走は11着だったが、昇級初戦に休み明け、更には距離延長と厳しい条件が重なっていた。一叩きされて動きは良化。未勝利勝ちした中山ダート1200メートルに戻れば、変わる可能性も。前走3着とこのクラスでもメドが立っているリンカーンテソーロ、調教の動きがいいセルフメイド、前走の末脚が目立っていたプリティインピンクが上位候補か。

7Rラキウラ ☆☆
 中央再転入後は5、6着と悪くない内容。休み明けになるが坂路中心に乗り込まれ、追い切り時計・動きともに上々。やや低調な今回の組み合わせなら、上位食い込みがあっても。中山では大崩れがないジッピーレーサー、前走は出遅れが響いたタイキスウォード、好仕上がりのベストマジックが上位候補か。

8Rジーナスイート ☆☆
 もう一押しが課題だが、過去に現級で2着4回3着3回と力量上位の存在。休み明けになるが太目感ない仕上がりで、展開ひとつで上位食い込み可能。末脚堅実なヴィンクーロ、高いレベルで安定しているアオイクレアトール、ダートの前走は参考外のレッドラルジュが上位候補か。

11Rコントラチェック ☆☆☆
 前走は馬場の悪い所を走らされ、2走前は進路を切り替えるロスがあり脚を余したことが敗因。1200メートルの適性はあるはずで、今の綺麗な馬場でスムーズなら変わる可能性も。前走初めての1200メートルで1着と適性示したアストラエンブレム、連勝中で勢いあるアルピニズム、決め手上位のラヴィングアンサーが上位候補か。
 
12Rエンドーツダ ☆☆
 前走は12着だったが、急仕上げだったことが敗因。元々、末脚は堅実なタイプで、過去に現級でも好走歴がある。叩き2戦目で前進は十分可能。クラス2戦目のカフェスペランツァ、調教の動きが良いベルジュネス、右回りは安定しているファイアランスが上位候補か。

日曜日
1Rエーアイダンサー ☆☆☆☆
 ノドの影響は残るが、競馬センスの良さとスピードは大きな武器。更なる距離短縮は好材料で、上位争い可能。末脚堅実なショウナンアドール、いいスピードを持っているミヤコノアカリ、前走は直線で不利があったティプシーワールドが強敵か。

5Rエクセレントタイム ☆☆
 前走はメンバー最速の上がりを使い5着。今回はブリンカーを着用し、もう少し流れに乗る競馬ができれば上位食い込みがあっても。前走3着と競馬センスの良さを見せたアスクヒーロー、末脚堅実なマイネルスキーブ、叩いて調教の動きが良くなったチャックネイトが上位候補か。

6Rアスカロン ☆
 前々で運べるセンスの良さはあるが、新馬戦を勝った後の成績が一息。このクラスでは、もう少し力を付けないと厳しいか。前走厳しい流れで着差以上に強い内容だったビジューブリランテ、自己条件に戻るワザモノ、距離短縮で粘りが増しそうなノーダブルディップが上位候補か。

8Rロジアイリッシュ ☆
 前走も直線では差を詰めているが、7着まででワンパンチ足りない印象。初めて着けるブリンカーの効果でどこまで変わるかだが…。南半球産で使いつつ力を付けているリーガルバトル、末脚堅実なショーヒデキラ、前走は不利があり不完全燃焼だったシュバルツボンバーが上位候補か。

10Rハイランドピーク ☆
 過去に重賞勝ちのある実績馬だが、年齢的なものか近走成績が一息。調教の動きは悪くはないが…。中山は3戦3勝のシェダル、安定しているバレッティ、中山替わりは好材料のハヤヤッコが上位候補か。

12Rノーベルプライズ ☆☆
 前走は案外だったが、2走前には上々の末脚を使い3着と現級でもメドは立っている。相変わらず調教の動きは良く、展開ひとつで上位争い可能。前走は初めての1200メートルで楽勝だったライクアジュエリー、ダートでは安定しているラフィンクロンヌ、不良馬場だった前走は参考外のコパシーナが上位候補か。

<山崎啓介>
1982年生まれの北海道出身。2007年に専門紙「一馬(現・優馬)」に入社。美浦の想定班で、若手の調教師、騎手との繋がりが深い。現在も「優馬」のホープとなるべく、日々勉強中。

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