今週の丸山元気!

ココロノトウダイ 菊花賞の権利取れるように

[ 2020年9月19日 12:15 ]

◎丸山元気騎手のコメント

今週の中央競馬は3日間開催。中山で合わせて18鞍に騎乗します。

アルマセグレート(土曜7R)は先週の追い切りに乗りましたが、新馬戦を勝った時の状態と比べるともうひとつといった感じでした。1勝クラスでも能力は通用すると思うので、今週の一追いでどこまで仕上がるかですね。

イデアエスクロー(日曜1R)はダートがどうかですけど、いいスピードを持っていますし、1200メートルに短くなるのもいいと思います。楽しみにしています。

グラドゥアーレ(日曜8R)はハマり待ちですね。終いは脚を使ってくれるので、あとは展開が向くかどうかです。

アイスマン(月曜2R)は悪くない馬です。前走も最後は差を詰めていましたし、叩いた今回はもっとやれると思います。

ラカン(月曜4R)は前走右に張っていましたし、まだ体質の弱いところがありますが、それでも差のない競馬をしていますからね。能力はあるので、2回使って成長していればもう少しやれてもいいと思います。

ソニックムーヴ(月曜5R)は悪くないです。少し前向き過ぎるところはありますが、新馬戦ならマイルでもギリギリ大丈夫だと思いますし、どこまでやれるか楽しみはあります

ココロノトウダイ(月曜11R)は今週の追い切りで間に合った感じ。休み明けでも状態は悪くはありません。春と比べて成長していますし、2200メートルはやってみないとわかりませんが、菊花賞の権利を取れるように頑張りたいと思います。


今週も応援をよろしくお願いします。

◎山崎の見解
土曜日
5Rインナリオ ☆☆☆☆
3週連続で古馬相手に互角の動きを見せ素質十分。太目感もなく初戦から上位争い可能。軽快な動き見せ好仕上がりのスルーセブンシーズ、乗り込み十分のコスモマイン、渋太く脚を使うゴールドミーティアが強敵か。

7Rアルマセグレート ☆☆
前走は14着に敗れたが、距離が長く馬体にも余裕があった印象。休み明けになるが入念に乗り込まれており、新馬戦を楽勝した中山ダート1200メートルに戻れば前進は十分可能。2戦連続で2着のノーブルプルート、昇級でも相手なりに走れそうなデルマクリスタル、末脚堅実なニシノミンクスが強敵か。

8Rミッキープリンス ☆☆
休み明けになるが鋭い動きを見せ仕上がりは良好。前走は距離が長く14着に敗れたが、新馬勝ちした中山ダート1800メートルに戻し、やや低調な今回のメンバー構成なら上位食い込みがあっても。春に強敵相手に戦ってきたマイネルアストリア、前走は厳しい展開だったグラスデスティーノ、クラス慣れしてきたプントファイヤーが上位候補か。

10Rヒロイックテイル ☆☆☆☆
前走は初めてのダート長距離だったが、大差をつけレコード勝ち。昇級初戦になるが、53キロとハンデは軽く、今回もマイペースで運べれば上位争い可能。良血馬で本格化の兆しがあるホウオウトゥルース、末脚堅実なラストマン、好仕上がりのフローリンが強敵か。

12Rグルアーブ ☆☆
芝で未勝利を勝ち上がっているが、ダートでも4戦して2着2回3着2回と適性は十分。叩いた上積みが見込め、やや低調な今回の組み合わせなら一変があっても不思議ではない。1勝クラスならスピード上位でダート適性もあるコウソクスピード、好仕上がりのスズカキングボス、前走は脚を余したシア―プレジャーが上位候補か。

日曜日
1Rイデアエスクロー ☆☆☆
前走は8着だったが、スタートセンスの良さと持ち前のスピードを見せ初戦としては及第点の内容。距離短縮は好材料で、血統からダート替りも歓迎。やや低調な今回の組み合わせなら上位争い可能。前走は先行争いに巻き込まれたニシノライトニング、前走2着とダート適性を示したバルネージュ、いいスピードを持っているビーマイベイビーが強敵か。

4Rリリーホワイト ☆☆
小柄な馬だが乗り込み量は豊富で、最終追い切りの併せ馬では古馬相手に上々の動きを披露。仕上がりは良く、初戦から差のない競馬ができそう。好馬体で乗り込みも十分なレーヴドモンド、スタートが速くスピード十分のセイウンエンプレス、最終追い切りで上々の動きを見せたプレカーリーが上位候補か。

7Rジュピターズライト ☆
好メンバーが揃っていた新馬戦を勝った素質馬だが、気性的に難しい面があるのか、その後の成績が一息。初めての長距離と立て直した効果でどこまで変わるかだが…。未勝利馬だが前走2着と1勝クラスでも通用する能力を見せたエクセレントラン、前走は折り合いを欠いたカイザースクルーン、キャリアが浅くまだ底を見せていないベデザンジュが上位候補か。

8Rグラドゥアーレ ☆☆☆
展開に左右される面は残るが、末脚は堅実なタイプ。新潟から差しが決まりやすい中山に替わるのは好材料で、今回の組み合わせなら上位争いは十分可能。前走の末脚が目立っていたナムラブルとタマノジュメイラ、フットワークからダートは合いそうなジュラペッシュが強敵か。

9Rシティーオブスター ☆
2勝クラスでは9、11着とメドが立っていない現状。今回は骨折明けでもあり、上位争いまでは…。前走交流GⅠで③着と好走したキタノオクトパス、昇級初戦の前走でいきなりメドを立てたシゲルタイタンとモレッキが上位候補か。

10Rロジアイリッシュ ☆☆☆
前走は出遅れて後方からの競馬になったが、直線で見所のある末脚を使い0.4秒差5着。ベストは1400メートルだが1600メートルでも守備範囲で、スタート五分なら上位争いは十分可能。適距離に戻るピーエムピンコ、2連勝中で勢いあるソスピタ、休み明けだが調教の動きが良いグレイシアが強敵か。

11Rローズプリンスダム ☆
昨年のこのレースの勝ち馬だが、その後の成績が一息。去勢効果でどこまで変わるかだが…。中山は好相性のハヤヤッコ、一戦毎に力を付けているバレッティ、末脚堅実なメイプルブラザーが上位候補か。

月曜日
2Rアイスマン ☆☆☆
前走は出遅れて後方からの競馬になり前も止まらない展開だったが、直線で見せた末脚は見所十分。叩いた上積みが見込め、今回のかなり低調なメンバー構成なら上位食い込みがあっても。前走3着とダート適性を示したレゾンデートル、距離短縮が功を奏し前走の末脚が目立っていたロデオスターメイト、叩いた上積み十分のノーブルオリンピアが強敵か。

3Rオオシマサフィール ☆☆
休養前はまだ幼い面が残っていた印象だが、それでも5、3着と素質は確か。マイルでも問題なく、放牧で心身ともに成長していれば上位争いできても。前走の末脚が目立っていたウエスタンエポナ、メンバーレベルが高かった前走で4着と好走したジネストラ、末脚堅実なグローリアスカペラが上位候補か。

4Rラカン ☆☆
前走は長くいい脚を使い少差の5着。まだ体質の弱さが残り本格化は先だが、地力は高くやや低調な今回のメンバー構成なら上位食い込みがあっても。器用さがあるバジオウ、折り合いを欠きながらも前走2着と素質示したゾディアックサインが上位候補か。

5Rソニックムーヴ ☆☆☆
入念に乗り込まれており、最終追い切りでは古馬相手に先着と新馬戦としては水準以上の動き。新馬向きの気性でもあり、初戦から上位争いは可能。古馬相手に先着するなど動き目立つジュリオ、中身の濃い併せ馬を消化しているブルメンダール、馬体が絞れ一追い毎に良くなっているランスルーが強敵か。

9Rパラーティウム ☆☆
もう一押しが課題だが、先行力があり現級2着の実績もある。追い切り本数は少ないが休み明けでも上々の動きを見せており、展開ひとつで上位争いは十分可能。前走の末脚が目立っていたオメガエリタージュ、昇級初戦の前走で2着といきなりメドを立てたアヴォンリー、まだ底を見せていないアストロブレイクが上位候補か。

11Rココロノトウダイ ☆☆
春は本調子になく重賞では一息の成績だったが、前走は骨折明け、初の古馬相手でも難なくクリアして2勝クラスを突破。休み明けになるが力を出せる状態にもあり、成長した今なら重賞でも上位食い込みは十分可能。好仕上がりで素質も高いフィリオアレグロ、前走ラジオNIKKEI賞を楽勝したバビット、皐月賞3着の実績が光るガロアクリークが上位候補か。

<山崎啓介>
1982年生まれの北海道出身。2007年に専門紙「一馬(現・優馬)」に入社。美浦の想定班で、若手の調教師、騎手との繋がりが深い。現在も「優馬」のホープとなるべく、日々勉強中。

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