今週の丸山元気!

カイザーヴェッター 自分のリズムで運べば

[ 2020年2月29日 05:30 ]

 今週は土曜は中山、日曜は阪神で合わせて10鞍に騎乗します。

 アコルドエール(土曜1R)は前走は相手が悪かっただけで、馬はだんだん良くなってきていますからね。普通の競馬ができれば、そろそろチャンスだと思います。

 ケンシンコウ(土曜4R)は気性面だけですね。前走も悪くない内容でしたし、冷静になって走ってくれれば。

 カイザーヴェッター(土曜11R)は今回が昇級戦になりますからね。自分のリズムで運べば脚を使うので、メドの立つ競馬ができればいいですね。

 メッシーナ(日曜8R)は調教で乗っていますが、能力はあるので、あとは折り合いだけです。

 ステルヴィオ(日曜11R)は今週の動き自体は良かったと思いますし、ゲートさえ出れば1400メートルも悪くないと思います。あとは喉がどうかですね。

 今週も応援をよろしくお願いします。

◎山崎の見解
土曜日
1Rアコルドエール ☆☆☆☆☆
 前走は勝ち馬が強すぎたが、離された2着でも走破時計は優秀で、3着馬は次走で未勝利脱出。仕上がりも良く、勝ち負け必至。前走粘り強さを見せたペンタグラム、前走はハイペースに巻き込まれたマイネルイリャルギ、ダートで安定しているキンブレルが強敵か。

4Rケンシンコウ ☆☆☆
 前走は後方からの競馬になったが、メンバー最速の上がりを使い強敵相手に5着と上々の内容。中山ダート1800メートルは、2走前に若さを見せながらも好時計で未勝利を勝った舞台。能力全開なら上位争い可能。馬具着用で変わりそうなアポロティアモ、2戦連続で2着と安定しているアポロアベリア、前走ダート替りで強い勝ち方だったポーラーサマーが強敵か。

5Rアクニディ ☆☆☆
 前走は直線で前が塞がりまともに追えず完全に脚を余す競馬。休み明けになるが、乗り込み量は十分。スムーズなら上位争い可能。堅実なタイキスウォードとグランエクセレント、渋太さがあるラパンセソバージュが強敵か。

6Rブラングライク ☆☆
 現在3勝クラスのロフティフレーズの全弟。もう一追いがベストだが、最終追い切りの動きは悪くはなく、初戦から力は出せそう。古馬相手に質の高い併せ馬をしているヘイルメリー、乗り込み十分のセーチェーニ、太目感なく好仕上がりのラストダンスが上位候補か。

9Rウインマイティー ☆☆
 3走前2着時の勝ち馬コルテジアは、後にきさらぎ賞を制覇。前走はスタートで挟まれる不利があり7着に終わったが、能力全開なら上位食い込みも。前走楽勝で芝もこなせるナリノクリスティー、長くいい脚が使えるフラワリングナイト、良血馬ルビーカサブランカが上位候補か。

11Rカイザーヴェッター ☆☆
 前走は相手に恵まれた面はあったとはいえ、長くいい脚を使い2勝クラスを卒業。末脚は堅実で、相手なりに走れそうなタイプ。昇級でも差のない競馬ができそう。前走は直線で不利があったノチェブランカ、充実著しいサンアップルトン、得意の中山目標に好仕上がりのヒシヴィクトリーが上位候補か。

日曜日
4Rダンツサトリア ☆
 ここまで4戦して馬券圏内なし。芝替りと初めてのブリンカー着用でどこまで変わるかだが…。やや余裕残しの前走を叩いて調教の動きが良くなったサトノレガシー、直線の長い阪神外回りは好材料のカノア、実績ある芝に戻るエムテイオーが上位候補か。

6Rサンライズサーカス ☆☆
 近走成績は一息だが、過去に現級での好走歴は多数。ダート実績もあり、今回のかなり低調なメンバー構成なら上位食い込みがあっても。前走タイム差なしの2着とメドを立てたキャノンバローズ、近走安定しているセロシア、叩いた上積みが見込めるセデックカズマが上位候補か。

8Rメッシーナ ☆☆☆
 前走は出遅れて直線では捌きづらい場面があり10着だったが、直線で脚を使い着差は僅か0.3秒差。過去の対戦比較から2勝クラスでも通用する下地はあり、スムーズなら上位争い可能。渋太さがあるナルハヤ、好仕上がりで阪神との相性も良いティグラーシャ、長くいい脚を使えるココナッツスルーが強敵か。

11Rステルヴィオ ☆☆☆
 過去にGIマイルCS勝ちがある実績馬。今回は初めての1400メートルになるが、体型や走り方から距離短縮はむしろ魅力。最終追い切りで上々の動きも見せており、上位争いは十分可能。1400メートルはベストのダイアトニック、南半球産で今が充実期のフィアーノロマーノ、斤量3キロ減で末脚が生きそうなスマートオーディンが強敵か。

<山崎啓介>
 1982年生まれの北海道出身。2007年に専門紙「一馬(現・優馬)」に入社。美浦の想定班で、若手の調教師、騎手との繋がりが深い。現在も「優馬」のホープとなるべく、日々勉強中。

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