今週の丸山元気!

アストラエンブレム 地力はある

[ 2019年12月15日 18:29 ]

今週は土日合わせて15鞍に騎乗します。

フィリアプーラ(土曜11R)は意外とついていけない競馬が続いていたので長めの距離を使っていましたが、マイルの方がいいと思います。前走は出していってポジションを取れましたし、次に繋がるようないい内容。

ブロウンアウェイ(日曜4R)は前走頑張ってくれました。ただ良馬場ではまだ何とも言えないので、今回もマイペースで行ってどこまで頑張ってくれるかです。

グラマラスライフ(日曜8R)は前走乗りましたが、いい馬です。行かなくても前走のように終いに脚を使ってくれますし、楽しみにしています。

アストラエンブレム(日曜11R)は先週追い切りに乗りました。去勢していますが、少し気難しい面がありますね。重賞でも差のない競馬をしているように地力はある馬なので、あとは力を出し切れるかどうかです。

今週も応援をよろしくお願いします。

◎山崎の見解
土曜日
2Rロジアイリッシュ ☆☆☆
新馬戦で好メンバー相手に2着するなど素質は上位。初ダートが鍵になるが、最終追い切りで好時計をマークしているように仕上がりは良く、やや低調な今回の組み合わせなら上位争い可能。好仕上がりのロンギングフレンド、強いメンバーと戦ってきたナスノフォルテ、叩いた上積みが見込めるタイセイレジーナが強敵か。

5Rリーガルレディ ☆
入念に乗り込まれているが、まだ終いの伸びは一息。素質は秘めていそうだが、使いつつ良くなってからか。質の高い併せ馬を消化しているエーポス、スピード感があるヴィンクーロ、好馬体のダイワセントライトが上位候補か。

6Rプチジュラシック ☆☆☆
追い切り本数は少ないが太目感はなく態勢は整った様子。馬体の良さも目立ち、初戦から差のない競馬ができそう。調教で好時計をマークしているバーナードループ、好馬体で迫力ある動きを見せているカフェファラオ、一追い毎に力強さが出てきたサウンドトラックが強敵か。

8Rスポーカンテソーロ ☆☆☆
前走は気性的な問題か10着と大敗したが、2走前に僅差3着など能力は確か。立て直した効果と再ブリンカー着用で、変わる可能性は十分。1200メートルは合うアシャカマキシン、前走楽勝のコマノゼニト、終い堅実なフレンドアリスが強敵か。

10Rアイファーキングズ ☆☆☆
脚抜きのいいダートだったとはいえ、前走は優秀な時計で1勝クラスを卒業。スタミナ豊富でダート長距離は合っており、昇級でも上位争い可能。条件ベストのイルフォーコン、距離延長は好材料のエンダウメント、前走は躓く不利があったサトノディードが強敵か。

11Rフィリアプーラ ☆☆☆
1週前の追い切りで楽に上々の時計をマークしているように、休み明けでも好仕上がり。中山マイルは重賞勝ちのあるベストの条件。展開ひとつで上位争いは十分可能。GIでも上位争いしているシゲルピンクダイヤ、前走レコード勝ちで京成杯AHを勝ったトロワゼトワル、使いつつ本調子に近づいてきたエスポワールが強敵か。

日曜日
1Rボンジョルノ ☆☆
初戦は競馬センスの良さを見せるも、終い甘くなり9着。ダート替りは鍵になるが、距離短縮は好材料で粘りが増す可能性も。休み明けも好仕上がりのタチアオイ、叩いて粘りが増しそうなサノレーヌ、実戦タイプのスーシーホーが上位候補か。

3Rシアープレジャー ☆☆☆
前走は若干仕掛けが早かったぶん勝ち馬に差されたが、それでもタイム差なしの2着と上々の内容。好位で立ち回れる器用さがあり、今回も上位争い可能。1200メートルに戻るのは好材料のヴォールヴィコント、減量騎手起用でひと押しを狙うピクチャーポーズ、叩いて動きが良くなったマッチャパフェが強敵か。

4Rブロウンアウェイ ☆☆
初戦は道悪も苦にせず上々の粘りを見せ3着。良馬場の時計勝負でどうかだが、今回も気分良く走れれば粘り込みがあっても。堅実なシングンバズーカ、前走が惜しい2着だったタイキスウォード、調教の動きが良いアルソリートが上位候補か。

6Rテンカビト ☆
乗り込み本数は足りているが、鋭さという点ではまだ一息。使いつつ良くなるタイプか。古馬相手に互角の動き見せているクリスタルブラック、一追い毎に動きが良くなっているネオマティリアル、1週前追い切りで楽に先着するなど動き目立つビービーグエルが上位候補か。

7Rサミットプッシュ ☆☆
過去に中山のダート長距離で現級2着があるように条件はベスト。気難しい面がありムラ駆けだが、能力全開なら上位食い込みがあっても。終い堅実なプレイングラン、急仕上げの
前走を叩き上積み十分のファイトアローン、安定感があるワンダーラジャが上位候補か。

8Rグラマラスライフ ☆☆☆
前走は昇級初戦だったが、いきなり3着とメドの立つ内容。右回りも問題なく、再度牝馬限定戦なら上位争い可能。終い堅実なレトロフィット、好仕上がりのロジシルキー、前走は出遅れてチグハグな競馬になったルプレジールが強敵か。

9Rエタニティーワルツ ☆☆
前走は好位から渋太く粘り0.3秒差4着と復調示す好内容。過去に今回と同じ中山ダート1200メートルで現級2着の実績があり、展開ひとつで上位食い込みがあっても。前走は相手が悪かったオリオンパッチ、先行力があるアイアムハヤスギル、いい決め手を持っているアルベルティーヌが上位候補か。

11Rアストラエンブレム ☆☆
長期休養明けになるが、坂路で1日2本時計を出すなどしっかり負荷をかけられており、仕上がりは良好。昨年の当レースで3着などオープン特別なら地力は上位で、能力全開なら上位食い込み可能。前走は厳しい展開のなか4着と強い競馬をしているウインイクシード、重賞勝ちの実績があるセダブリランテス、長くいい脚を使うサーブルオールが上位候補か。

12Rゴールドアックス ☆
1勝クラスに昇級後はワンパンチ足りない競馬続き。芝替りで少しでも前進があればいいが…。終い堅実なワセダインブルー、素質上位で1勝クラスでも安定しているプルクラ、前走は外々を回るロスがあったホウオウエーデルが上位候補か。

<山崎啓介>
1982年生まれの北海道出身。2007年に専門紙「一馬(現・優馬)」に入社。美浦の想定班で、若手の調教師、騎手との繋がりが深い。現在も「優馬」のホープとなるべく、日々勉強中。

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