今週の丸山元気!

アブソルティスモ さすが血統馬

[ 2019年11月29日 18:00 ]

今週は土曜中京、日曜中山で合わせて14鞍に騎乗します。

アブソルティスモ(土曜10R)は追い切りで乗りました。まだ馬を怖がったり、口が強く掛かる面があったりしますが、さすが血統馬という感じでめちゃめちゃいい馬。自己条件ですし、勝って賞金を加算しておきたいですね。

ランスマン(土曜9R)は芝に戻りますし、ロスなく立ち回ればもう少しやれても良さそうです。

ハウメア(日曜11R)は今回ブリンカーを着けますが、効果はレースにいってみないとわかりません。ただ、週中雨が降りましたが、馬場が渋ったらダメなので、日曜午後までに少しでも乾いてほしいですね。

カイザーヴェッター(日曜12R)は少し難しいところがありますが、前走も脚を使ってくれていますし、あとは馬の気分次第ですね。

今週も応援をよろしくお願いします。


◎山崎の見解
土曜日
1Rメイショウアゴニカ ☆☆☆
 2戦してともに3着と安定した成績。テンのスピードはあり、先行有利な中京なら今回も粘り込み可能か。前走は勝ち馬が強すぎたアストロブレイク、前走ダートで変わり身を見せたネイチャーカレン、競馬センスが良いロゼキルシュが強敵か。

3Rモアイ ☆
 未勝利勝ち後の成績が一息。叩いた効果で少しでも前進があればいいが…。好仕上がりのミッキーハイド、堅実なボナヴィーゴ、前走は一旦先頭に立ち見せ場十分だったシーオブセレニティが上位候補か。

6Rパルマリア ☆☆☆☆
 2走前に現3勝クラスのトラインとタイム差なしの競馬をしているように、1勝クラスでは力は上の存在。前走は坂路だけの調整で仕上がり途上だったが、今回はコース追いを取り入れ状態は明らかに前走以上。今回は上位争い必至。前走好メンバー相手に4着と力を示したトランスナショナル、前走の末脚が目についたミッドサマーハウス、前走は脚を余したアドマイヤアルパマが強敵か。

9Rランスマン ☆
 過去に現級2着の実績はあるが、近走成績が一息。実績のある芝1400メートルで少しでも変わればいいが…。前走は不利があったモズハチキン、終い堅実なダンシングチコ、短距離だと終いに脚を使えるアスタービーナスが上位候補か。

10Rアブソルティスモ ☆☆☆☆☆
 前走は重賞で3着。上位2頭には離されたが走破時計は上々で、自己条件に戻れば勝ち負け必至。非凡な瞬発力を持つメイショウホルダー、使いつつ競馬を覚えてきたゴルトファルベンが強敵か。

11Rプレシャスリーフ ☆☆☆
 前走は1番人気に支持され7着だったが、イレ込みが敗因。過去に現級で2、3着があり力は証明済みで、能力全開なら巻き返しがあっても。休み明けだが地力上位のマスターフェンサー、前走はスタートで不利があったシゲノブ、前走2着とメドを立てたララメダイユドールが強敵か。

12Rフラッグサルート ☆☆☆
 過去に現級で馬券圏内が3回。長距離で長くいい脚を使えるのはセールスポイント。展開ひとつで上位食い込みがあっても。休み明けも調教の動きがいいニューポート、開幕週向きの先行力があるサダムラピュタ、好仕上がりのジンゴイストが強敵か。


日曜日
2Rサイヤダンサー ☆☆☆
 初戦は流れに乗れず7着に終わったが、調教の動きから能力は秘めているはず。半兄がダートで2勝しているようにダート替りは歓迎の血統。やや低調なメンバー構成でもあり、上位食い込みは十分可能。立て直して好仕上がりのキャンベルタウン、好馬体で叩いた上積みが大きいケイツーポンド、中間調教で好時計を連発しているジーマックスが強敵か。

4Rリベリアスハート ☆☆
 前走は直線でフラフラするなど若さを見せ8着。叩いて調教の動きは良くなっており、競馬慣れも見込める今回は上位食い込みがあっても。減量騎手でもうひと押しを狙うプリマジア、2戦連続で2着のクリノプレミアム、器用さがあるエルメームが上位候補か。

5Rサクライロ ☆☆☆
 スピード感十分の走りで乗り込み量も十分。活躍馬が多い血統背景でもあり、初戦から差のない競馬ができそう。やや太目も馬っぷりの良さが目立つリアム、最終追い切りで上々の時計をマークしたビップウインク、格上馬相手に先着するなど動き目立つエクスプレッサーが強敵か。

6Rドリームロマン ☆
 乗り込んではいるが、まだ追ってからの反応は一息。使いつつ良くなってからか。最終追い切りで上々の動きを見せたコーラルティアラ、一追い毎に動きが良くなっているニシノステラ、併せ馬中心にしっかり乗り込んでいるヤマタケクララが上位候補か。

8Rラヴノット ☆
 地方交流で賞金を加算し、中央では未勝利。1勝クラスでは力不足は否めず、上位争いまでは…。叩いて調教の動きが良くなったラティーンセイル、終い堅実なアドアステラ、安定感が出てきたドゥエルメスが上位候補か。

11Rハウメア ☆☆☆
 前走は7着も、稍重で水分を含んだ馬場が応えた印象。距離は違うが中山芝は2戦2連対と経験済みで、良馬場でスピードを生かせれば変わる可能性は十分。中山は相性が良いナックビーナス、前走は不利があったアルマエルナト、1200メートルの方が終い切れるラヴィングアンサーが強敵か。

12Rカイザーヴェッター ☆☆☆
 昇級初戦だった前走は6着だったが、着差は僅か0.3秒差。休み明けになるが乗り込みは十分で、捌きやすい少頭数も歓迎。展開ひとつで上位食い込みがあっても。好仕上がりのコロンバスデイ、相手なりに走るエイプリルミスト、良馬場なら見直せるカーロバンビーナが強敵か。

<山崎啓介>
1982年生まれの北海道出身。2007年に専門紙「一馬(現・優馬)」に入社。美浦の想定班で、若手の調教師、騎手との繋がりが深い。現在も「優馬」のホープとなるべく、日々勉強中。

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