マルターズアポジー　違った面を見せてくれれば

今週は土日合わせて14鞍に騎乗します。

ロジウインド（土曜１Ｒ）は追い切りに乗りましたが、動きは良かったですよ。1200メートルは良いと思いますし、ダートも合うと思います。楽しみにしています。

ユールファーナ（土曜３Ｒ）は仕上がっていたので先々週除外になった分どうかですけど、素直で乗りやすいですし、期待している馬。初戦から楽しみにしています。

ネオストーリー（日曜２Ｒ）は悪くないですよ。前走の終いの脚は良かったですし、スタートが決まれば。

シセイヒテン（日曜10Ｒ）は1400メートルより1200メートルの方がいいですね。ただ、暑さに弱いタイプなので、当日の天気が鍵になりますね。

マルターズアポジー（日曜11Ｒ）は先週、今週と乗せてもらい、しっかりやりました。動きは悪くなかったと思います。初めての1200メートルでどうかですけど、近走が一息なので、違った面を見せてくれればいいですね。

今週も応援をよろしくお願いします。

◎山崎の見解
土曜日
１Ｒロジウインド ☆☆☆
先行力を見せた前走内容から距離短縮は好材料で、馬格がありダート替りも魅力。やや低調な今回の組み合わせなら変わり身があっても。２戦連続で２着のダウラギリ、ダートで安定してきたグレートコート、休み明けも仕上がり良好のロードオブイサチルが強敵か。

３Ｒユールファーナ ☆☆☆
美浦のウッドコースで好時計を連発。短距離向きのスピードがあり、初戦から上位争い可能。坂路中心に乗り込み上々の動きを見せているキャンディフロス、入念に乗り込まれ好仕上がりのエレガンテレイナ、最終追い切りで好時計をマークしたクサヒバリが強敵か。

６Ｒロビンズソング ☆☆
前走は７着だったが、スタート後に挟まる不利と脚抜きのいいダートも応えた印象。４走前に中山ダート2400メートルで２着の実績があり、良馬場なら変わる可能性も。長くいい脚を使えるワンダーラジャ、叩いて状態上向きのロダルキラー、中山は大崩れが少ないミラクルユニバンスが上位候補か。

７Ｒボンドロール ☆
好位で運べる器用さはあるが、ワンパンチ足りない印象。使いつつ状態は良くなっているが、現状では展開の助けが必要。前走好内容の２着だったアルカイクスマイル、好仕上がりのバンブトンハート、終い堅実なグログランが上位候補か。

10Ｒレッドサイオン ☆☆☆
現在２連勝中で勢いがあり、未勝利勝ち時に負かした２着馬が既に２勝クラスを卒業している比較からも、昇級でも力は通用。メンバーは揃った印象だが、中山実績もあり上位争い可能。長くいい脚を使うモンテグロッソ、大崩れが少ないミッキーバード、器用さがあるアストラサンタンが強敵か。

11Ｒレッドレグナント ☆☆
好位で器用さを生かす競馬が合っており、トリッキーな中山1600メートルは２戦２連対。休み明けでも軽快な動きを見せ仕上がりは良く、昇級戦でも差のない競馬ができそう。好仕上がりで素質も高いルガールカルム、堅実なモアナ、調教の動き抜群のヴァッシュモンが上位候補か。

12Ｒメイショウラビエ ☆
毎回この馬なりに終いは差を詰めるが、上位圏内となると展開の助けが必要。前走は脚抜きのいい馬場で差し届かなかったショウナンガナドル、前走は砂を被りチグハグな競馬だったハクナマタタ、血統からダート替り魅力のデルタバローズが上位候補か。

日曜日
１Ｒハイエストエンド ☆☆☆
初戦は２着馬から10馬身も離された３着だが、超スローで前が残る展開のなか中団から伸びてきて内容は悪くなかった印象。大型馬で叩いた上積みが見込め、流れひとつで今回も上位食い込み可能。器用に立ち回り２着と前走内容が上々だったベストランナー、ダートで変わり身を見せたケイツーキナ、前走は不利がありスムーズさを欠いたラインキャンドルが強敵か。

２Ｒネオストーリー ☆☆☆☆
前走は出遅れに加えて開幕週で前が止まらない馬場状態のなか、直線鋭い脚を使い５着なら上々の内容。1200メートルは合っている印象で、発馬五分なら上位争い可能。安定しているコスモビートイット、右回りに替わるのは好材料のルドラクシャ、器用さがあるクイックレスが強敵か。

４Ｒトミケンリフリーク ☆☆
併せ馬で先着するなど動き・時計ともに水準以上。前向きな気性でもあり、初戦から上位食い込み可能。栗東坂路で軽快な動きを見せているロフティーピーク、好馬体で乗り込みも十分のムーランアンディゴ、最終追い切りで格上馬相手に互角の動きを見せたタピオカが上位候補か。

５Ｒドリームメッセージ ☆
まだ幼い面が残り、調教でも速い時計が不足。使いつつ心身ともに成長してからか。良血馬で動きも迫力があるポタジェ、入念に乗り込まれ好仕上がりのハーレムシャドウ、最終追い切りで鋭い動きを見せたユピテルルークスが上位候補か。

10Ｒシセイヒテン ☆☆☆
前走は直線で前が開かずにやや脚を余した印象。終いは堅実なタイプで、現状では1200メートルもベスト。能力全開なら上位争い可能。初めての1200メートルだったが前走好時計で１勝クラスを勝ったアゴベイ、安定感があるシセイタイガ、休み明けも好仕上がりのタイセイアベニールが強敵か。

11Ｒマルターズアポジー ☆
年齢的なものか、近走が大敗続き。初めての1200メートル、しかもＧＩでは常識的には厳しく、入着があれば上出来か。前走ノーステッキで快勝したタワーオブロンドン、充実著しいダノンスマッシュ、高松宮記念の覇者ミスターメロディが上位候補か。

12Ｒトレンドライン ☆☆
近走ワンパンチ足りない競馬続きだが、過去に現級勝ちの実績あり。リフレッシュした効果とブリンカー着用で変わる可能性も。昇級初戦の前走で２着といきなりメドを立てたグッバイガール、ダートは２戦２勝のロードストライク、中山替りは好材料のロジティナが上位候補か。


<山崎啓介>
1982年生まれの北海道出身。2007年に専門紙「一馬(現・優馬)」に入社。美浦の想定班で、若手の調教師、騎手との繋がりが深い。現在も「優馬」のホープとなるべく、日々勉強中。