今週の丸山元気!

サルサディオーネ、マイペースなら勝機あり「同型との兼ね合いがどうか」

[ 2018年8月10日 19:30 ]

 今週は土曜は札幌、日曜は新潟で、合わせて15鞍に騎乗します。

シゲルエメラルド(土曜1R)はいい馬で素質は秘めているはず。ワンペースなので、ダート替りがいい方に出てほしいですね。

トゥアレグ(土曜2R)は前走も内容は良かったですし、楽しみにしています。ただ、テンションが上がりやすいので、当日に落ち着いていてほしいですね。

ニシノヒナマツリ(土曜8R)は休ませて前回と比べて馬は良くなっていますよ。内めの枠が当たりましたし、うまく立ち回ってどこまで頑張ってくれるかでしょう。

ゴールドクロス(土曜9R)の前走は少し掛かっていました。500万でも足りるので、うまく折り合って走れれば。

デルマオギン(土曜12R)は終いはいい脚を使いますが、雨が降ったらダメ。パンパンの良馬場でやれればいいのですが…。

サルサディオーネ(日曜10R)は同型との兼ね合いがどうかですね。気分良く運べれば、最後まで頑張ってくれると思います。

今週も応援をよろしくお願いします。

◎山崎の見解

土曜日

1Rシゲルエメラルド ☆☆☆ 初戦はスタートセンスの良さを見せ、走破時計も及第点。ワンペースな走りでダート替りも魅力。やや低調なメンバー構成でもあり、上位争いは十分可能。前走の走破時計が優秀なモーンストルム、血統からダート替り歓迎のモングラン、太目残りの前走を叩いて上積み十分のコパノケネディーが強敵か。

2Rトゥアレグ ☆☆☆☆ 前走は2着も勝ち馬が強すぎた印象で、3着馬には2馬身差。当日のテンションが鍵になるが、落ち着いて臨めれば勝機も十分。レースセンスが良いブラックウォーリア、好馬体で上積みも大きいレークサイド、使って調教の動きが良くなったタマノジュメイラが強敵か。

4Rミッキードーヴィル ☆ ダートは2戦して7、9着と成績一息。現状では展開の助けが必要か。堅実なクールリフレイン、前走は躓く不利があったコハクノユメ、距離延長は歓迎のニットウサーメットが上位候補か。

5Rフライソーハイ ☆☆ 乗り込み本数は少ないが、小柄で仕上がりは良好。いいスピードがあり、前々で運べれば粘り込みがあっても。重心の低い走りで動きが良いブルーファンク、一追い毎に動きが良くなっているミスジャスミン、乗り込み十分のヴォルカンが上位候補か。

6Rアドマイヤテン ☆ 前走は初芝で6着と健闘も、勝ち馬とは0・6秒差。もう少し慣れが必要か。近2走が出遅れて不完全燃焼のプリヒストリー、長くいい脚を使えるオールドナシュワン、器用さがあるスズカノロッソが上位候補か。

7Rサンローレンス ☆ 昇級初戦の前走が後方のまま8着。もう少しクラス慣れが必要な印象。前走は脚を余したドヒョウギワ、チークP効果で前走2着と好走したレーヌミラクル、前々で運べれば渋太いエトワールプリエが上位候補か。

8Rニシノヒナマツリ ☆☆☆ 近走は体調が整わなかったのか大敗しているが、過去に500万でも好走歴があり通用する下地はある。使い込むより休み明けの方がいいタイプでもあり、一変も可能。1000万でも勝ち負けの競馬をしているデザートストーム、1200メートルで安定感が出てきたリノワールド、渋太さがあるノボベイビーが強敵か。

9Rゴールドクロス ☆☆☆ 一戦毎に成績を上げているように、だいぶクラス慣れしてきた印象。前走は折り合いを欠く場面があったが、スムーズに運べれば更に上位も。前走は不利が応えたアヴァント、好仕上がりのフラベリフォーム、前走はハイペースに巻き込まれたルクスムンディーが強敵か。

11Rニシノカブケ ☆☆ 前走は中団から差を詰め4着と悪くない内容。大型馬で叩いた上積みは十分。立ち回りひとつで上位食い込みも。前走はオープンでもタイム差なしの3着と地力を示したハッピーグリン、器用さがあり前走も快勝だったスカルバン、札幌巧者のシンフォニアが上位候補か。

12Rデルマオギン ☆☆ 前走は外々を回るロスが応えた印象。直線で鋭い脚を使い2着だった3走前が好内容で、展開ひとつで上位食い込みがあっても。現級勝ちの実績があるジャコマルとチャロネグロ、1000万でも勝ち負けの競馬をしているトータルソッカーが上位候補か。

日曜日

4Rボウルオブチェリー ☆☆ 前走は案外だったが、好メンバーが揃っていたなか出遅れながらも長く脚を使い5着した2走前が上々の内容。直線の長い新潟外回りは合っており、一息入れて立て直した効果があれば変わる可能性も。終い堅実なリンディーホップとシンデレラ、好馬体で素質を秘めていそうなアンバーマイルが上位候補か。

5Rサニーバレット ☆ 乗り込んでいるが遅れが目立ち仕上がり途上の印象。使いつつ良くなってからのタイプか。好馬体で動きも良いアレクサンドレッタ、入念に乗り込まれているヒシエトワール、仕上がりの良さが目立つニシノドクターヘリが上位候補か。

6Rサルサレイア ☆☆☆ 10Rに出走するサルサディオーネの半妹。血統通りダートは合いそうな印象で、入念に乗り込まれて最終追い切りの動きも上々。初戦から上位争い可能。調教の動きがいいガトン、乗り込み十分のテイエムワークオー、水準以上の時計をマークしているケイアイブロンズが強敵か。

7Rレーヌジャルダン ☆ 現級でも好走歴はあるが、ムラ駆けで安定感に乏しい印象。前々の競馬でどこまで粘れるかだが…。好仕上がりのクイーングラス、決め手上位のアルミレーナとニシノアモーレが上位候補か。

10Rサルサディオーネ ☆☆☆ 気性的にアテにしづらい面があるが、単騎でマイペースで運べれば渋太いタイプ。今回は再ブリンカーを着用。メンバー的にも単騎逃げが可能で、粘り込みは十分可能。前走は躓いて力を出し切れなかったミッシングリンク、終い堅実なブライトンロック、立て直して好仕上がりのピアシングステアが強敵か。

◆山崎啓介 1982年生まれの北海道出身。2007年に専門紙「一馬(現・優馬)」に入社。美浦の想定班で、若手の調教師、騎手との繋がりが深い。現在も「優馬」のホープとなるべく、日々勉強中。

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