スティッフェリオ　今回は勝機あり「前走は相手が悪かっただけ」

今週は土日合わせて１２鞍に騎乗します。

リリーコサージュ（土曜２Ｒ）は能力はあると思います。精神面に弱さがあるので、スタートが鍵になりますね。

サンライズコロン（土曜３Ｒ）の前走は中１週で疲れがありました。もうワンパンチ欲しいし2400メートルもどうかですけど、今回は間隔を開けていますし、メンバー的にもいい競馬をしてほしいと思っています。

サレンティーナ（土曜１０Ｒ）は距離が延びるのは良いと思います。終いは脚を使うので、あとはハマるかどうかです。

スティッフェリオ（土曜１１Ｒ）は３歳時よりも馬が良くなっています。前走は相手が悪かっただけ。開幕週の馬場は良いですし、うまく流れに乗れればチャンスはあると思っています。

サトノブレイズ（日曜２Ｒ）は未勝利にいる馬ではありません。今回は距離慣れが見込めますし、外枠からスムーズな競馬ができれば。

トップノッチ（日曜６Ｒ）は先週の調教で耳を絞るような面を見せていたのが気になりますね。ただ、能力はあると思うので、力を出せれば差のない競馬はできると思います。

今週も応援をよろしくお願いします。

◎山崎の見解

土曜日

１Ｒテングレート　☆☆　前走は５着に敗れたが、先手を奪いレースセンスの良さを見せた一戦。やや余裕残りだった前走を叩いて上積みは十分。粘りが増す可能性も。ハイレベルの新馬戦で３着だったコントラチェック、使いつつレース内容が良くなってきたブラックウォーリアが上位候補か。

２Ｒリリーコサージュ　☆☆☆　前走は初めての１０００メートルで追走に苦労し、４角では内で窮屈になる場面も。今回は距離慣れが見込め、スムーズなら上位食い込みがあっても。前走１０００メートルの適性を見せたタイセイパルフェ、距離短縮でレース内容が良くなったアップティルナウ、叩いた上積みが見込めるネオヴォイスが強敵か。

３Ｒサンライズコロン　☆☆☆☆　６戦連続で掲示板と、今の未勝利なら力量上位。ややワンペースなところがあり距離延長はプラスに出そうな印象で、かなり低調な今回のメンバー構成なら上位争い可能。ハイレベルの前走で善戦したイグレット、気性的に滞在は合うロイヤルフェア、好仕上がりのキングオブハーツが強敵か。

４Ｒパチュリー　☆☆　立て直した効果で前走は終いに脚を使い５着と悪くない内容。叩いた効果で調教の動きが良化。さらに前進は可能。堅実なディナミーデン、前走はハイペースに巻き込まれたホッコーエレノア、前走は揉まれて力を出し切れなかったプルレジーナが上位候補か。

７Ｒタイセイラビッシュ　☆☆　昨年、今回と同じ札幌ダート１０００メートルで現級２着２回。近走成績は一息だが、スピードはあり適条件で変わる可能性も。現級勝ちの実績があるアイアムキャッツアイ、好仕上がりのゼセル、叩いて先行力が増しそうなアンチャーテッドが上位候補か。

９Ｒリーダーズ　☆　３走前に現級３着があるが、勝ち馬とは1秒3差。現状では展開の助けがないと…。１０００万でも勝ち負けの競馬をしている降級馬バニーテール、使いつつ調子を上げてきたサンペドロ、距離延長は歓迎のプリンセスヨウクが上位候補か。

１０Ｒサレンティーナ　☆☆　前走は前残りの展開に泣かされ着順を落としたが、それでも勝ち馬とは0.3秒差。終いは堅実で、流れひとつで食い込みがあっても。現級勝ちがあるキングリッドとスカルバン、重賞でも好走歴があるデルタバローズが上位候補か。

１１Ｒスティッフェリオ　☆☆☆☆　前走は勝ち馬が強かったが、それでも２着とメドの立つ内容。洋芝適性も高く、５６キロのハンでも恵まれた印象。今回も上位争い可能。安定感があるトレッドノータス、小回りは合うプロフェット、好仕上がりのロライマが強敵か。

日曜日

２Ｒサトノブレイズ　☆☆☆☆　前走は一気の距離短縮でも３着と能力を示す内容。能力は高く、距離慣れが見込める今回は好勝負可能。初ダートだがスピード十分のハードカウント、叩いた上積みが見込めるロードレジェンド、センスが良く距離短縮も対応可能のデンコウエルドラドが強敵か。

５Ｒリワードアンヴァル　☆☆　十分すぎるほど乗り込み太目感のない仕上がり。血統はダートだが、芝でもこなせそうなフットワークをしており、初戦から差のない競馬ができそう。良血馬で素質秘めていそうなレッドエンヴィー、一追い毎に動きが良くなっているレッドヴィータ、水準以上の時計をマークしているクラージュゲリエが上位候補か。

６Ｒトップノッチ　☆☆　一頓挫あり再仕上げになるが、動きや時計は及第点。コメントにあるようにまだ幼い面は残っているようだが、能力全開なら上位食い込みも。好仕上がりのリープリングスター、好馬体で動きも迫力十分のルプレジール、一追い毎に時計を詰めているデルマシャンティが上位候補か。

１０Ｒアグネッタ　☆　１０００万ではやや頭打ちの印象。５００万を勝った条件と癖を知る丸山騎手に戻り、少しでも前進があればいいが…。堅実なアルスフェルト、クラス慣れしてきたタガノヴェローナ、現級勝ちがあるパレスハングリーが上位候補か。

◆山崎啓介　１９８２年生まれの北海道出身。２００７年に専門紙「一馬(現・優馬)」に入社。美浦の想定班で、若手の調教師、騎手との繋がりが深い。現在も「優馬」のホープとなるべく、日々勉強中。