今週の丸山元気!

アリア 桜花賞の権利へ「初めての阪神でも問題ない」

[ 2018年3月9日 15:30 ]

 今週は土曜は中京、日曜は阪神で合わせて13鞍に騎乗します。

 キャリアベスト(土曜7R)の前走は落鉄もありましたが、少し疲れがあったような感じでした。力はある馬ですし、一息入れた効果で疲れが取れていればチャンスはあると思っています。

 スパイチャクラ(土曜9R)は本当は小回りの方がいいと思いますが、中京でも走っていますからね。500万は一度勝っている馬ですし、うまく乗って上位を目指したいですね。

 コティニャック(土曜12R)も小回り向きではありますが、このクラスでは力は上。流れひとつだと思います。

 アリア(日曜11R)は1400メートルが合っていますし、初めての阪神でも問題ないはず。いつも通りの競馬をしてどこまでやれるかですが、桜花賞の権利を取れるように頑張りたいと思います。

 今週も応援をよろしくお願いします。

 【山崎の見解】

 ●土曜日(3月10日・中京)

 4Rネイチャータイム ☆ 近3走が全て2桁着順。叩いた効果と初ダートでどこまで変わるかだが…。先行力があるヤマカツケンザン、良血馬でダート替わりも良さそうなサトノエメラルド、終い堅実なアリュールベルンが上位候補か。

 5Rエマブルーム ☆ 調教の動きがもうひとつ。既走馬相手でもあり、一度経験してからか。芝で安定しているフロリダロス、立て直して好仕上がりのラプトレックス、調教の動き上々のショウナンザブーンが上位候補か。

 7Rキャリアベスト ☆☆☆☆ 前走は13着と大きく負けたが、落鉄していたことが敗因。2〜4走前はレベルの高いレースで全て2着と500万では力量上位。巻き返しは十分可能。前走2着と中央でもメドを立てたクリデュクール、長くいい脚を使うダノンスターズ、粘り強いブラックジェイドが強敵か。

 8Rアースコレクション ☆☆ 近走は一息だが、過去に現級勝ちの実績がある。血統からダート替わりは好材料で、今回のやや低調な組み合わせなら上位食い込みがあっても。前走はチグハグな競馬だったレイダー、先行力十分のフィスキオ、好仕上がりのクインズマラクータが上位候補か。

 9Rスパイチャクラ ☆☆☆☆ 中京1200メートルは相性が良く、好時計で現級を勝った実績もある。直線平坦の小倉より坂のあるコースの方が持ち味が生きるタイプで、やや低調な今回のメンバー構成なら上位争い必至。調教の動きが良いポンテファブリチオ、堅実なプレイヤード、前走変わり身を見せたティーエスバラが強敵か。

 10Rトッカータ ☆ 未勝利勝ち後の成績が一息。もう少し力を付けないと厳しい印象。勝ち切れないが500万では力量上位のミュージアムヒル、高いレベルで安定しているアドマイヤアルバが上位候補か。

 11Rダイトウキョウ ☆☆ 今回は昇級初戦で距離も1ハロン延長。ゲートの不安も残り、まずはメドの立つ競馬ができれば上出来か。前走は全く追えず脚を余したロワアブソリュー、充実著しいリライアブルエース、堅実なスターオブペルシャが上位候補か。

 12Rコティニャック ☆☆☆ 前走は離された3着だったが、勝ち馬が強すぎただけで、この馬の走破時計は優秀。1000万では力量上位の存在で、流れひとつで今回も上位争い可能。堅実なキクノルア、好仕上がりのマジカルスペル、前走で1000万でもメドが立ったアンナペレンナが強敵か。

 ●日曜日(3月11日・阪神)

 1Rカンパニュラ ☆ 初戦は3.7秒も離された8着。叩いた効果はありそうだが、上位争いまでは…。使いつつ成績を上げているラドルクス、前走は相手が悪かったララプリムヴェールが上位候補か。

 2Rワンダーアグリコラ ☆ 2桁着順続きで成績が上がってこない。もう少し力を付けないと…。立て直して好仕上がりのメイショウミライ、粘り強いグランディスカーペ、終い堅実なハルキストンが上位候補か。

 7Rウインガーネット ☆☆ 終いは堅実で、前走も6着とはいえ僅か0.2秒差。調教の動きも良く、やや低調な今回の組み合わせなら上位食い込みがあっても。芝・ダート問わず長くいい脚を使えるエイシンミノアカ、使いつつ調子を上げているメヌエット、調教の動きが良いレッドコルディスが上位候補か。

 11Rアリア ☆☆ 1400メートル以下では5戦して2勝2着1回3着1回。唯一、馬券圏内を外したのは躓いて鐙が外れた2走前だけ。終いは堅実なタイプで持ち時計も上位。相手強化になるが、ここでも差のない競馬ができそう。GI5着の実績が光るモルトアレグロ、折り合いが付き前走快勝だったアルモニカ、好仕上がりのアマルフィコーストが上位候補か。

 12Rメイショウユメゴゼ ☆ 過去に現級でも好走歴はあるが、年齢的なものか近走成績が一息。叩いた効果とコース相性の良さで前進があればいいが…。相手なりに走るスーパーライナー、器用さがあるローゼンタール、叩いて状態が良くなっているアレットが上位候補か。

 ◆山崎啓介 1982年生まれの北海道出身。2007年に専門紙「一馬(現・優馬)」に入社。美浦の想定班で、若手の調教師、騎手との繋がりが深い。現在も「優馬」のホープとなるべく、日々勉強中。

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