G1地区選手権

【戸田G1関東地区選手権】“ビギナー3人娘”が初体験

[ 2015年2月5日 05:30 ]

初めて舟券を購入、笑顔を浮かべるビギナー3人娘
Photo By スポニチ

 決戦を控えるボートレース戸田を、ビギナー3人娘が訪問した。エステサロン「アリスミニョン」代表の大類綾さん(28=新宿区)、OLの高橋歩夢さん(26=埼玉県志木市)、学生新聞「明大スポーツ」の橋本杏奈さん(20=杉並区)はそろってボートレース初体験。舟券の購入法やレース予想を学んだほか、戸田の充実した設備などを目の当たりにして驚きの声を挙げた。

 取材当日は雪模様。最寄りのJR戸田公園駅に集合すると、無料の送迎バスを利用して5分あまりでボートレース戸田に到着した。

 アクセスのよさを体感した後は、さっそく送迎バス降車場からスタンドに架かる「戸田公園大橋」を渡り、入場ゲートで記念撮影。清潔なスタンド席に足を踏み入れると「暖かい!」と声を弾ませた。

 外の気温は零度。寒さや雪をものともせず、レースに備える選手たちの姿に感心しつつ、暖房がきいたスタンド席に陣取った。

 ドリンクコーナーは茶や水が無料。「うれしいですね」とのどを潤した3人は、さっそくスポニチのボートレース紙面を開いた。

 なにしろ、全員が初体験。一般的に、インコースが有利であることや6艇で競うこと、女性レーサーも男子に交じって出場する場合があることなどを知ると、俄然興味がわいた様子。

 会場のボートレース戸田は、全国屈指のイン受難水面だ。スタンドから対岸までの幅が全国一狭い上に、スタンドから1Mまではわずか37メートル。「戸田公園大橋」から水面を眺めれば、特に1コースの回りづらさが分かる。1Mから対岸までは70・5メートル。戸田の舟券はスタートの行き足に自信をのぞかせる選手を狙うことがセオリーとなる。

 実際にスタート展示を見て1Rを予想した3人はマークシートに記入し、いざ投票所へ。女性スタッフに丁寧に対応してもらい、無事発券を終え笑顔を浮かべた。

 いよいよレースがスタート。モーター音の迫力はもちろん、クラッシュしての落水、豪快なまくりを目の当たりにした。残念ながら的中者はいなかったが、大類さんは「お客さんが“行け行けー”って叫ぶ気持ちが分かる。ハマりそう」と興奮を隠せない。高橋さんは「ワクワクしますね。レーサーは格好いい」と喜び、橋本さんは「なかなか当たらないが、思ったより(購入法などは)簡単だった」と笑顔で振り返った。

 レースを満喫した後は、フードコートに足を向けた。牛丼店やそば店、ラーメン店などが軒を連ねる中、3人は「食事処しぶき」をチョイス。「さばみそ定食」(700円)、「カレーライス」(650円)、「もつ煮込み定食」(700円)などに舌鼓を打ち、十分に腹を満たした。

 ここで、関東地区選手権で活躍が期待できる選手についてレクチャー。初心者とあって、まずは「私にとってのイケメン選手」をテーマに、名前を挙げてもらった。

 大類さんと橋本さんはそろって桐生順平を指名。地元埼玉の期待を背負う若きエースの写真を手に「頑張ってほしい」と話した。高橋さんは、迷わず山崎智也を指名。「格好いい!」とレースの主役として期待を込めた。

 桐生と山崎に次いで、須藤博倫、毒島誠、中田竜太の名前も挙がった。予備知識のないビギナーだけに、選手の「第一印象」だけが頼り。しかし、指名された選手はいずれも実力、人気ともにトップクラス。直感で舟券的中――。ビギナーズラックが期待できそうだ。

 スタンド5階にはレディースシートやペアシートがあること、2階には手荷物や傘の預り所、案内所など便利な施設があることを知った3人。「女性でも楽しめる。また来ます!」(大類さん)、「女性同士でも来てみたい」(高橋さん)、「どこもきれいだし、設備も整っている。初めてきたが、また来たいと思った」(橋本さん)と大満足の一日を振り返った。

 【アクセス】JR埼京線で新宿から約20分、戸田公園駅下車、無料バス5分。または戸田公園駅から徒歩約30分。東武東上線成増駅北口・JR京浜東北線川口駅西口・都営三田線高島平駅から無料バスあり。車の場合、環状道路・戸田東、西インターから5分、首都高速5号線・戸田南ランプから3分。

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