G1周年記念競走展望

【G1びわこ大賞】レース観戦とセットで花見も楽しもう

[ 2014年4月2日 05:30 ]

祇園・カウンター割烹『河道』のカブラ中心のサラダ
Photo By スポニチ

 ボートレースびわこ・開設62周年記念「G1びわこ大賞」の期間中は、まさに桜の開花時期と重なりそう。レース場近くには滋賀県でも屈指の桜の名所がある。レース観戦後はぜひとも“近場”で花見をしていただきたいものだ。ここでは大津市の桜スポットと花見のおともになる滋賀県産のカブラと菜の花を使った簡単おつまみレシピを紹介する。

 滋賀にはお隣の京都にもヒケをとらない桜の名所が存在する。青い湖とピンクの桜のコントラストが絶妙の湖北の海津大崎が全国でも有名だ。ボートレースびわこのある県庁所在地の大津市でも絢爛(けんらん)豪華な桜の舞を見ることができる。

 レース場から歩いて行ける三井寺がそう。天台寺門宗の総本山で「長等山園城寺」が正式名。大化の改新を行った中心人物である天智をはじめ、天武、持統と3天皇の御産湯に用いられたとされる霊泉(井戸)があることから「御井の寺」と称され、後に「三井寺」と通称されるようになった。国宝の金堂を中心に多くの堂舎が建ち並んで春の桜、秋の紅葉のみどころになっている。

 三井寺の桜は1000本以上もあって、その木々の多さに圧倒される。きょうから13日まで夜間のライトアップも開催。幻想的な夜桜が見られるとのことだ。

 三井寺のすぐ近くにある「琵琶湖疎水」周辺も地元では有名な桜の名所。京都への通船、水力発電、飲料水の提供など多様な目的で作られた、明治23年に完成した琵琶湖から京都へ続く人工水路が琵琶湖疎水だ。

 春になるとレース場の南にある取水口から京都との境となる山際のトンネルまでの疎水の堤に植えられた桜の並木がところ狭しと咲き誇る。こちらも、きょうから13日まで夜間ライトアップを実施。昼の桜、夜の桜と全く雰囲気が変わる姿をぜひともご覧いただきたい。

◇“春のさかな”にチャレンジ

 お花見に付きものはお酒とおつまみ。今回は春真っ盛りを感じることができる簡単調理の酒のさかなをご紹介しよう。しかも滋賀県産の野菜を使ってのいま流行の“地産地消”とした。

 見た目にも春を感じるおいしい2品を創作してくれたのは京都祇園、関西歌舞伎観劇のメッカ・南座の北側にある『河道』店主・河本純美さん。

 1品目はカブラを中心にしたサラダだ。滋賀県のカブラは全国では6位の生産量を誇る。シャキシャキ感満点で京都の老舗店の漬け物にも利用される逸品だ。

 「カブラはスライスして塩もみしておきます」と河本さん。続けて「キャベツやキュウリ、トマトなど冷蔵庫に残っている野菜なら何でもいいので食べやすいサイズにカットしておきます。そして、ホタテやサーモンなどの魚介類を塩こしょうで適当に味付けしてください」。あとはそれらをサラダボウルに入れてさっぱりとしたドレッシングを付け加えて混ぜるのみ。

 2品目は菜の花を鯛で巻いたものだ。「春の食材ばかりを使ったものです」とまさに桜とマッチする。滋賀県産の菜の花を使用し、それをまずは湯がく。その間に鯛を薄切りに。湯がいた菜の花を薄切りにした鯛で巻く。そこへからし酢みそをかけて一丁あがり! 

 「本当に簡単にできるのでぜひトライしてください」と河本さん。実に簡単に、しかも見た目にも色とりどりで、かつ、おいしいと三拍子そろった京都祇園割烹(かっぽう)直伝の2品を花見の“おとも”にぜひどうぞ。

◇祇園・カウンター割烹『河道』

 今回、簡単お花見おつまみを考案していただいた河本純美さんのお店『河道』は、いま京都で流行しているカウンター割烹。店内の窓からは南座を眺めることができて、古都の風情を感じながら旬の素材を生かした和食を気軽に楽しめる。京都では欠かせない一品、しめ鯖はなかなかの美味。ちなみに河本さんは芸達者で歌声はプロ並みのうまさ。絶品料理にも、その繊細なテクニックが生かされているようだ。

 京都市東山区常盤町149―1幕間2階 075―531―0154 ※京阪電車祇園四条駅からすぐ 
 営業時間 18時から23時ごろまで。不定休 

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