藤井正弘の血統トピック

【天皇賞・秋】アンプルール ノーザンテーストの血騒ぐ

[ 2018年10月25日 05:30 ]

 秋の天皇賞は過去10年、全て異なる種牡馬の産駒が優勝している。かつてのトニービン、サンデーサイレンスのような圧倒的支配力を示す種牡馬が現れていないということだが、それでも直近3年の優勝馬の5代血統表には共通する2頭の輸入種牡馬の名がある。

 1頭は言うまでもなくサンデーサイレンス。キタサンブラックの父ブラックタイドの父にしてモーリスの父スクリーンヒーローの母の父であり、ラブリーデイの母の父ダンスインザダークの父である。もう1頭がノーザンテースト。キタサンブラックには母の父サクラバクシンオーの母の父として、モーリスには父の祖母ダイナアクトレスの父として、ラブリーデイには4代母シャダイチャッターの父として潜んでいたフィクサー的存在だ。

 85年優勝馬ギャロップダイナの父であるノーザンテーストは、母の父としても92年レッツゴーターキン、95年サクラチトセオー、97年エアグルーヴ、06年ダイワメジャー、09年カンパニー、11年トーセンジョーダンと6頭の勝ち馬を出した秋の天皇賞のVIP血脈。今回の出走馬では97年優勝馬エアグルーヴの子であるルーラーシップ産駒2頭はもちろん、“濃度”ではその上をいく「祖母の父ノーザンテースト」のサクラアンプルールも要チェックだろう。同馬は95年優勝馬サクラチトセオーの甥(おい)でもある。(サラブレッド血統センター)

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