藤井正弘の血統トピック

3歳戦で真価発揮のクラシックタイプ

[ 2018年7月26日 05:30 ]

 【新種牡馬紹介(4)ダンカーク】2006年生まれ 芦毛 米国産 父アンブライドルズソング、母シークレットステイタス(母の父エーピーインディ)北米で5戦2勝 主な戦績はベルモントS、フロリダダービー2着 2歳産駒115頭。

 07年キーンランド9月セールにおいて最高価格となる370万ドル(当時の為替レートで約4億2550万円)の値が付けられたセリ場のスター。競走馬としてもベルモントSで同年の米3歳牡馬チャンピオンに選出されるサマーバードの2着に入線するなど、わずか5戦の短い競走生活ながら価格に見合う素質は随所に見せた。

 父のアンブライドルズソングは非常に息の長い種牡馬で、自身の没年である13年生まれの最高傑作アロゲートが16年の世界チャンピオンに上り詰めた。母のシークレットステイタスはケンタッキーオークスなど北米Gレース3勝の活躍馬。3代母の産駒にはチリでオークスとダービーに勝った名牝マリアカンデラがいる。すでにシャトル先のチリでダービーサイヤーとなる成功を収めているのは、南米にルーツのある牝系のたまものでもあるのだろう。

 父も母の父も“ブリーダーズC血統”としても名高い北米ダートの主流血脈。産駒もまずは地方で4頭が勝ち上がる好ダッシュを見せているが、本質的には2歳戦より3歳戦で真価発揮のクラシックタイプといえる。ダートはもちろん、芝コースでも距離延長で頭角を現す産駒がいるはずだ。(サラブレッド血統センター)

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