【ローズS】レガレイラ際立つ迫力!夏を越え体が大きく気持ち穏やかに、ラスト1F11秒3

[ 2024年9月12日 05:14 ]

3頭併せで追い切るレガレイラ(中)(撮影・郡司修)
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 中京開催の秋華賞トライアル「第42回ローズS」組では、レガレイラがキャリア初の牝馬限定戦に向けてしっかり態勢を整えた。

 最高潮を迎えるのはこの先。だからこそ、レガレイラの迫力が際立った。この日は前走ダービーと同じWコース、3頭併せの真ん中、馬なりでの最終リハ。だが、全体時計、ラスト1Fのタイムは前回時より大きく詰めた。太田助手は「文句なしというわけではないですが、週ごとに状態が上がり、結果を出せるラインまでは間に合いました」と現状を伝えた。

 気持ちを落ち着かせながら直線へ。左右にヒップホップソウル(4歳オープン)、フレッチア(9歳オープン)を置く実戦想定の形で集中力を高めた。ラストはグンとスピードに乗って、外フレッチアに併入。無理せず5F67秒9~1F11秒3の好時計をマークした。太田助手は「夏を越して体が大きくなったし、気持ちが穏やかになりました。今日で態勢が整ったという感じです」とうなずいた。

 牝馬として初めてホープフルSを優勝し、その後は果敢に牡馬2冠に挑戦。皐月賞(6着)、ダービー(5着)で1、2番人気に推され、多くのファンが無限の可能性に夢を見た。「春は牡馬相手に振るわなかったけど、いい経験になったと思う」と同助手。キャリア初の牝馬限定戦で、経験値の違いを見せつけたい。

 次戦の具体的なプランは明かされていないが、さらなる強敵が相手となるのは濃厚。太田助手は「この先を考えると(後方から差し切った)ホープフルSのような競馬では厳しくなる。いい位置で運ぶにはゲートが鍵。落ち着きが出てきているので、ゲートがうまくいけば」とイメージした。さらにスケール感を増した大器が、注目の始動戦を迎える。

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