ユーモア“ユタカ”なトーク

[ 2024年9月8日 09:30 ]

トークも血統?大好きな故武邦彦さんもユーモアあふれるトークだった
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 【六車奈々のナナイロ馬券】

 武豊騎手はトークも天才だ。武豊騎手が大レースを勝ってニュースになると、その見出しには必ずユーモアが交じっている。今年からJpn2に昇格した不来方賞でサンライズジパングが快勝したことを伝えるメディアでは「何て読むレースか分からなかった」の見出しが多く見られた。これは勝利騎手インタビューで「盛岡で久しぶりに勝てて僕自身もうれしいですし、おとといまで何て読むレースか分からなかったんですけど、勝ててよかったです」と会場を沸かせたユーモアあふれる言葉からきている。

 インタビューは難しい。レース前に描いた作戦、道中、馬への期待度を端的に伝えるだけでも話術がいる。また馬券を購入した競馬ファンに対して真摯(しんし)に答えるべきで、ふざけてはいけない部分だ。しかし「ファンへのメッセージを」からは違う。ここぞ、トークの遊びしろ。武豊騎手はまず「盛岡で勝ててうれしい」と現地へのリップサービスで持ち上げておきながら「でも何て読むのか分からなかった」と完璧なオチ。今回もレース、トークともに「武豊ここにあり」を見せていただいた。え?不来方の読み方?スポニチアネックス武豊騎手の記事に書いてますよ(笑い)。

 ビギナーズカップは、若鮎賞2着馬マツリダマスラオから。3連複1頭軸で(11)から(2)(3)(7)(9)(10)。各100円で計1000円。

 ◇六車 奈々(ろくしゃ・なな)1973年(昭48)12月2日生まれ、京都府出身の50歳。

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