【別府競輪 G3オランダ王国友好杯】阿部将大 地元G3完全V 地元勢23年ぶり戴冠

[ 2024年7月28日 22:43 ]

地元記念を制して賞金ボードを掲げる阿部将大
Photo By スポニチ

 別府競輪のG3「オランダ王国友好」は最終日の28日、第12Rで優勝賞金520万円とG3のタイトルを懸けた決勝戦が争われ、伊藤颯馬を追走した阿部将大(28=大分)が3角から番手捲りを決め快勝。6月函館以来、4度目のG3優勝を4連勝で飾った。

 喉から手が出るほど欲しかった地元G3のタイトルをもぎとった。阿部将は初日特選で8番手捲りを決め、鮮やかなスタートダッシュ。二次予選、準決も番手戦で快勝した。番組の恩恵もあり、ただ一人、無傷で決勝進出だ。大一番は前を任せた伊藤颯が男気ある突っ張り先行。ピタリ追走した阿部将は外を踏む松浦悠士に合わせ、3角から満を持して番手捲り。松谷秀幸の追走を振り切り、真っ先にゴール線に飛び込んだ。

 6月函館以来4度目のG3優勝を、ホームバンクで4連勝で飾った阿部は「うれしいの一言。いつか(伊藤)颯馬に恩返ししたい」と顔をほころばせた。

 地元・大分勢からの優勝は2001年11月20日の51周年後節を制した渡辺隆(67期=引退)以来、実に23年ぶり。「それだけ地元G3は難しい大会。今後も若手全員で九州を盛り上げていきたい」。次代を担う大分輪界の成長株は九州輪界をケン引していく覚悟だ。次回は5度目のG1挑戦となる平塚オールスター(8月13日~18日)。大きく弾みをつけた阿部将の活躍が楽しみだ。

 ◇阿部 将大(あべ・まさひろ)1996年(平8)6月14日生まれ、大分県出身の28歳。117期生として20年5月に小倉でデビュー。G3は先月の函館・万博協賛に続く3連続Vで通算4回目のV。通算成績は335戦129勝。1メートル74、74キロ、血液型A。

続きを表示

「毎日王冠」特集記事

「京都大賞典」特集記事

ギャンブルの2024年7月28日のニュース