個性派ナイスネイチャ死す 「眠るように」大往生35歳 伝説の有馬記念3年連続3着、重賞4勝

[ 2023年5月30日 15:33 ]

現役時代のナイスネイチャ
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 認定NPO法人の引退馬協会は30日、ナイスネイチャ(セン)が死んだことを発表した。35歳だった。

 ナイスネイチャは父ナイスダンサー、母ウラカワミユキ(母の父ハビトニー)の血統。90年代に活躍した個性派ホースで、91~93年の有馬記念3年連続3着は語り草となっている。通算41戦7勝で、重賞4勝を挙げた。

 01年の種牡馬引退後は「引退馬協会」の“広報部長”として協会の活動に貢献。協会は引退馬支援の輪を広げようと、17年にナイスネイチャの誕生日(4月16日)に合わせて募金活動「ナイスネイチャ バースデードネーション」を開始。35歳となった今年の募金額は、過去最高の約7400万円に達した。

 けい養先の浦河渡辺牧場のツイッターによると、今月に入ってナイスネイチャは食欲が落ちたが、27日には3日半ぶりに青草を食べたことが報告されていた。

 引退馬協会は公式サイトで、「同馬は体調を崩してから、放牧地ではもちろん馬房でも一度も寝ていませんでしたが、11時半頃に渡辺牧場の放牧地で自ら横たわり、そのまま立てなくなりました」「本日は朝から心拍数も上がり腸の動きも鈍化し、体力的にはもはや限界だったため、獣医師と相談の上、鎮静剤と麻酔剤を投与し苦しまないよう配慮の上、12時40分安らかに旅立たせていただきました」「相棒のメテオシャワーと渡辺牧場のみなさんに見守られ、眠るように亡くなりました」「同馬の余生を応援していただいた皆様、献身的に同馬をケアしていただいた渡辺牧場の皆様、獣医師の先生方に心よりお礼申し上げます」と報告した。

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