【ファルコンS】8番人気タマモブラックタイが重賞初VでNHKマイルCへ

[ 2023年3月19日 05:20 ]

<中京11R・ファルコンS>カルロヴェローチェ(左)の追撃を振り切り勝利するタマモブラックタイ(撮影・亀井 直樹)
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 こん身のイン突き。3歳重賞「第37回ファルコンS」が18日、中京競馬場で行われ、幸騎乗の8番人気タマモブラックタイが道中4番手から抜け出し、重賞初制覇。父デクラレーションオブウォーから初めてJRA重賞馬が誕生した。

 タマモブラックタイは好スタートを決め、道中4番手から。直線は迷わずインに切り込み、内ラチ沿いからグイグイ脚を伸ばす。持ち前のしぶとさをフルに発揮するとゴール前、外から迫った1番人気カルロヴェローチェを鼻差でしのいだ。幸は「最後は手応えもあったし、内から抜け出して何とかしのいでくれました。緩い馬場も良かったです。乗った感じは距離もマイルまで持ちそう」と胸を張った。

 あざみ賞から連勝で重賞ウイナーの仲間入り。1F延長の壁を難なく突破した。角田師は「スタートが速く、競馬が上手ですね。(以前に騎乗した)大河とか、ジョッキーらは距離が長ければ長いほどいいと言っている」と評価する。レース後はすぐにオーナーと相談し、NHKマイルC(5月7日、東京)に向かうことが決まった。「賞金を加算することができたし、夢があるならNHKマイルCを目指します」と期待を膨らませる。連勝の勢いに乗って、堂々と大舞台に向かう。

 タマモブラックタイ 父デクラレーションオブウォー、母タマモイヤリング(母の父ブラックタイド)20年4月20日生まれ 牡3歳 栗東・角田晃一厩舎所属 馬主・タマモ 生産者・北海道新冠町の対馬正氏 戦績7戦3勝(重賞初勝利) 総獲得賞金6392万7000円。馬名は冠名+タキシード用の黒の蝶ネクタイ。

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2023年3月19日のニュース