【川崎11R・戸塚記念】カイル王者意地!

[ 2022年9月15日 05:00 ]

 世代の頂点に君臨する(4)カイルが主役だ。前走、東京ダービーはダッシュを利かせて2番手を確保すると、直線の激しい追い比べから抜け出して2馬身差の快勝。それまで惜敗続きだったのが信じられないほどの強さだった。2000メートルへの距離延長がパフォーマンス上昇を生んだのは間違いなく、今回の2100メートルも歓迎。休み明けの不利は地力の違いで克服可能とみた。ダービー馬に恥じない走りで秋初戦を白星で飾る。

 スピーディキックが対抗。こちらは牝馬2冠。3冠を懸けた前走、関東オークスは3着だったが、ゴールまでしっかり伸びており内容は悪くなかった。コース経験の利を生かして逆転を狙う。世代屈指の末脚を誇るライアンもV争いへ。

 ▼ファルコンソード(田辺師)前走はブリンカーの効果はあったが、いくらか効き過ぎたので浅めのでいく。間隔が空いた前走を使って動きも良くなったので頑張ってほしい。

 ▼マイブレイブ(川島一師)成長しているし、前走くらいの状態はキープ。3歳では力上位だと思っているしハマれば勝ち負け。

 ▼ショットメーカー(張田師)タフなタイプで状態は凄くいい。距離も大丈夫だしどんな競馬をしてくれるか。

 ▼カイル(小久保師)間に合ったという感じで中身が伴っていない感じ。動けないわけではないが底力に期待。

 ▼コスモポポラリタ(宗形師)リフレッシュ放牧で問題のない状態に仕上がった。追い切りから左回りもこなせるし、この相手でも集中して走れれば差はない。

 ▼スピーディキック(藤原師)中間は育成場で休まず乗っていた。帰厩後も追い切るごとに良くなって態勢は整った。牡馬相手でも時計的に遜色ないし楽しみな一戦。

 ▼グッドボーイ(張田師)前走はいい内容の競馬だった。状態は維持しているし距離は大丈夫なので頑張ってほしい。

 ▼フレッシュグリーン(加藤師)仕上がり途上を叩いて上昇しているが相手が強い。胸を借りるつもりで頑張りたい。

 ▼ロマンスグレー(林正人師)1回使った上積みはあるが暑い時季がどうか。距離は気にしていないが、底力に期待する。

 ▼マーシテイクオン(矢野師)前走を使って状態は上がっている。相手関係も上がっているし、今後を占う上で試金石の一戦。

 ▼デルマアズラエル(鈴木啓師)川崎のきついコーナーへの対応が鍵。長くいい脚を使うのでこの距離はいい。ただ、相手強化でどこまで。

 ▼ライアン(小久保師)凄く体調はいい。ただ気難しさが残っているので、レースで真面目に走れば勝ち負けできる。

 ▼ティーズハクア(山中師)前走は強い競馬をしてくれた。相手なりに走ってくれるし牡馬相手でも期待している。

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2022年9月15日のニュース