【新馬戦総括】良血オープンファイア 粗削りな内容もV、伸びしろ十分

[ 2022年9月13日 05:20 ]

<中京5R・新馬戦>ゴール直前で先頭に立ち、レースを制したルメール騎乗のオープンファイア=右手前(撮影・椎名 航)
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 秋競馬の開幕週とあって勝ち上がった新馬は、この後が楽しみな馬ばかり。注目は何といっても日曜中京芝2000メートル戦を制した良血オープンファイア。ゲートで遅れ、エンジンの掛かりも遅く直線半ばまではヒヤッとするシーン。それでもラスト150メートルからスイッチが入るとごぼう抜き。粗削りな内容ながらもV。鞍上のルメールはまだ馬体に絞れる余地があると話す。上積みを加味してのA評価。時計もまだまだ詰まってくるだろう。

 土曜中京芝1600メートルは血統馬スマートジェイナが快勝した。2番手からスマートに抜け出す優等生の競馬。母スマートレイアーは重賞4勝、7歳で京都大賞典勝ちと息の長い活躍を見せた。今後の成長が楽しみ。ダートからは土曜中山1200メートルを制したマーブルマカロンをピックアップ。2番手の馬につつかれる形の厳しい逃げ。速い流れで2着馬とのマッチレースになったが、内から盛り返した。馬場を考慮しても走破時計は優秀。あふれるスピード、上のクラスでも通用の器だ。

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2022年9月13日のニュース