【小倉記念】気性成長シフルマン鞍上と強気逃げ 中尾師「落ち着きが出てきた」

[ 2022年8月10日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・栗東=9日】中尾厩舎が熱い。エルムSのブラッティーキッドは4着に敗れ指揮官は火曜朝「力不足でしたね」と静かにこうべを垂れたが、いったん置かれながら直線で再度盛り返した内容は今後の活躍を約束する。ガラになく1番人気に◎を打ったオサムもあの内容なら後悔なし。復帰戦が待ち遠しい。

 その中尾師が返す刀で小倉記念にシフルマンを送り込む。魅力は気性面の成長と鞍上に再度起用となる西村淳。今夏ベレヌスで制した中京記念は譲らない信念が導いた。今回も同様の逃げが打てるようなら重賞制覇も視界に入る。

 「当初は七夕賞を予定していましたが寝違えて歩様が悪くなりここへ。去年なんかはイレ込みがひどかったんですが、落ち着きが出てきたのがいい。小倉も関門橋S(2着)でよく走っていますから」

 2番手で我慢が利いた前走の都大路S(1着)が折り合い面での進境を物語る。“夏コク”後半戦も開幕週なら逃げ粘りもあり。有力候補に名前を挙げておきたい。

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2022年8月10日のニュース