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【CBC賞】「軽ハンデの藤懸」49キロのアネゴハダで重賞2勝目なるか

[ 2022年7月1日 05:30 ]

藤懸貴志
Photo By スポニチ

 【競馬人生劇場・平松さとし】

 ちょうど1年前、重賞を勝利したのが藤懸貴志騎手(29)だ。

 11年にデビューした彼にとって、11年目でのうれしい重賞初制覇だったわけだが、それまでにも重賞に手が届きそうになったレースは何度かあった。最初はデビュー2年目に早くもやってきた。12年のマーメイドS(G3)で7番人気のクリスマスキャロルに騎乗すると、出走14頭中最速の末脚で追い上げて2着。当時まだ19歳での善戦に、重賞初制覇はすぐに訪れるかと思えた。

 しかし、現実は厳しかった。その後はなかなかチャンスがなかったが、20年には日経新春杯(G2)で11番人気のエーティーラッセンを3着に。21年には16番人気のハギノピリナに騎乗してオークス(G1)で3着。そして、2年目で惜敗したマーメイドSを、昨年は10番人気のシャムロックヒルで制し、念願の重賞初制覇を飾ったのだ。

 「重賞ではいつも勝った人を祝福するばかりでしたけど、初めて自分が祝福される立場になり、凄く幸せに感じました」
 当時、笑顔でそう語り、さらに続けた。

 「2年目に惜敗したクリスマスキャロルも、ついに勝てたシャムロックヒルも、どちらも社台レースホースの馬でした。何度も乗せてくださり、感謝しかありません」

 さて、今週のCBC賞(G3)で藤懸騎手はアネゴハダの手綱を取る。同馬の母イニシャルダブルは社台RHの馬だったが、他にもシャムロックヒルとの共通点が多いと同騎手は語る。

 「どちらもキズナ産駒だし、佐々木晶三厩舎で担当の調教助手さんも同じです。また乗せてくださることに感謝して、何とか好結果を残せるよう頑張ります」

 ちなみに先述した重賞での好走例には、G1のオークスを除くと一つの共通点がある。クリスマスキャロルとシャムロックヒルはハンデ50キロ、エーティーラッセンは同51キロ。いずれも軽ハンデの馬を導いての好騎乗だった。今週のアネゴハダは49キロ。レース後には“祝福される立場”になれることを期待したい。 (フリーライター)

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