【とこなめ・G1トコタンキング決定戦】山口逆襲!9度目のG1制覇 オールスターの悔しさ晴らした

[ 2022年6月8日 05:00 ]

G1を制して笑顔の山口(右)
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 ボートレースとこなめのG1「トコタンキング決定戦」は7日、第12Rで優勝戦が行われ、山口剛(39=広島)がコンマ08のトップSを決めてイン快勝。18年12月の三国周年以来となる通算9度目のG1制覇を果たした。2着は平本真之、3着は上田龍星だった。

 準優で4着に散った宮島オールスターから中2日。悔しさを胸に今大会に臨んだ山口が、予選トップ通過からの王道Vロードをしっかりと走り抜けた。9度目のG1制覇。見事な逆襲劇だった。「前日入りを含めると実質的には中1日。疲れはあったが宮島で凄く悔しい思いをした。強い気持ちをそのままキープして走りました」

 悪夢と幸運は行ったり来たりだ。手にした32号機は前検から快調だった。特に、チルト0度へとアップした3日目からは節イチ級の足に仕上がった。「宮島も注目機だったが、前検から今回の方がいいと思っていた。ペラは今年3月で優勝した時とほぼ同じ。気温の分をチルトでカバーしてから凄く良くなった。(優勝戦の)スタート(コンマ08)の質は中くらいだったが、1マークでカカッてからは凄い出足だった」

 とこなめでは10月にダービーが開催される。山口は最高の流れを築いた。ちなみに選考順位は現在9番手。ドリーム戦スタートも狙える位置だ。「とこなめは調整が合うし、好きな場の一つ。このまま強い気持ちを維持しながら目の前の一戦を大事にしたい。そして10月にまたここへ戻ってきたい」

 次走は11日からの三国G3。その後はグラチャン、オーシャン、メモリアルへの出場も決まっている。今年こそはグランプリファイナルへ。山口の目がギラつき始めた。

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2022年6月8日のニュース