アーモンドアイまさかの落選 22年度顕彰馬選定記者投票

[ 2022年6月8日 05:30 ]

20年12月の引退式でパドックを周回するアーモンドアイ(撮影・郡司 修)
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 JRAは7日、22年度の顕彰馬選定記者投票の結果を発表し、選定馬なしとした。アーモンドアイ、キングカメハメハが有効投票数202票のうち144票(得票率71.3%)を獲得したが選定基準の4分の3以上(152票以上)を得られず。以下、ブエナビスタ91票、モーリス78票、ヴィクトワールピサ30票、ステイゴールド27票、クロフネ24票、アグネスデジタルとダイワスカーレット21票、ゴールドシップ18票など。20年キタサンブラックに続く35頭目の殿堂入りはならなかった。

 アーモンドアイは20年ジャパンCで芝G1・9勝のJRA記録を打ち立てて引退、繁殖入り。競走馬登録抹消から1年が経過し、今年から選定対象馬になり、キングカメハメハは昨年、有効投票数203票のうち141票で得票率は69.5%。選定基準である4分の3以上に12票、足りなかった。アーモンドアイの父でキングカメハメハ産駒ロードカナロアは18年に選定済みとなっている。

 ▽顕彰馬 84年に日本中央競馬会30周年記念事業として制度が発足。中央競馬の発展に多大な貢献があった馬の功績を称え、表彰する「競馬の殿堂」。99年までは顕彰馬選考委員会の審議により選定。00年以降は報道関係者の投票で全体の4分の3以上の得票で選定されている。顕彰馬のブロンズ像が東京競馬場内の競馬博物館に展示される。

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