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【日本ダービー】ダノンベルーガ 見せた抜群の瞬発力、堀師「全体的に底上げできた」

[ 2022年5月26日 05:30 ]

ルコルセール(左)と併せて追い切るダノンベルーガ(撮影・郡司修)
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 【G1ドキュメント・栗東=25日】調教スタンド1階の記者会見場に堀師の歯切れのいい言葉が響き渡る。「ダノンベルーガは皐月賞時から全体的に底上げできた」。表情ひとつ変えず理詰めで並べる言葉の端々から自信がこぼれる。「(追い切りの)ゴール板付近のハミの取り方、走り方、フィットネス(健康維持)の方も十分できている。自ら進んで走っていたようにメンタルの方も問題ない。皐月賞よりも1段階いい仕上がりで出られる」

 Wコースでの併せ馬。ルコルセール(4歳3勝クラス)を2馬身誘導する形で直線に向く。ラスト1F11秒4の瞬発力。余力たっぷりに併入した。双眼鏡でその動きを追った梅崎の琴線に触れるのは覇気にあふれるフットワークもさることながら、堀師のダービー戦略だ。「皐月賞に向かう時点でダービーに余力を残せるかを一番重要視していた。皐月賞後のダメージは少なく、カイバ食いも落ちていない。引き続き在厩調整させていただいたのが大きかった。徹底的な基礎体力の強化に取り組めた」。皐月賞から1カ月半、短期放牧にも出さず自らの手で万全を期してきた。

 そのダービー戦略にはコロナ禍による入場制限が緩和されたことも含まれている。「(最大で)7万人ほどのファンの皆さまの前で走るのでメンタル面へのアプローチをメインに取り組んできた。皐月賞の馬場入りで気持ちが高ぶったのでゲート裏までメンコを着けるかもしれない」。大観衆の前でも平常心を保つための対策である。

 「皐月賞はトラックバイアス(芝の傷んだインコースを通る不利)などが影響したが、中山からコーナーの大きい左回りの東京に替わるのはプラス。操縦性が良く、人との関係もいい馬なので距離もこなせるのではないか」。15年ドゥラメンテ以来となるダービー制覇の戦略に狂いはなさそうだ。

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