×

【オークス】5月の東京芝は逃げ&先行天国 侮れないウォーターナビレラの粘り

[ 2022年5月19日 05:30 ]

Wコースを併せ馬で追い切ったウォーターナビレラ(左)
Photo By 提供写真

 予想の重要ファクターである展開をさまざまな角度から検証する春のG1企画「展開王~前か後ろか」オークス編第2回は桜花賞2着馬ウォーターナビレラを取り上げる。

 みんな、1週間で忘れるのかい?先週のヴィクトリアマイルは18番人気(単勝194・8倍!)のローザノワールが敢然と逃げ。ラスト200メートルを過ぎてもまだ先頭。勝ち馬ソダシにかわされても、まだ2番手で粘っていた。結果は小差4着だったが、「あるぞ!」と心を躍らせた人も多いだろう。東京は先週からBコース替わり。道悪の開催があったとはいえ、5月以降の芝成績を見ると逃げ&先行馬が割と幅を利かせている。さらに週末には傘マークも。今週も先行有利の舞台設定が出来上がる可能性を秘める。

 メンバー的にもスローペースが濃厚だ。過去に逃げた経験を持つのはウォーターナビレラ、パーソナルハイ、ラブパイロー。ウォーターナビレラは逃げたのが札幌芝1500メートルの新馬戦のみ。さらに前走で4角9番手以下だった馬が半分近くの8頭もいる。全馬が初距離で、道中は折り合いに専念。先行馬は余力を残して直線へ。今週も粘り込みのシーンがないか。

 ウォーターナビレラは6走して、4角を全て5番手以内で通過している。レースセンスにあふれ、4走前からは全て上がり3F34秒台と確実にひと脚を使える。新種牡馬シルバーステート産駒は芝2000メートル以上が【9・8・6・50】で勝率12・3%、連対率23・2%を誇る。一気の距離延長を克服するバックボーンはある。

 過去10年で逃げた馬が【0・0・0・10】という成績から、差し優位というイメージが付く。ただ、前々で運ぶ馬が決してダメというわけではない。一昨年は4角4番手だったウインマリリンとウインマイティーが2、3着。19年2着のカレンブーケドールも4角4番手だった。18年2着リリーノーブルは4角3番手。17年Vソウルスターリングを含め、先行馬が総崩れだったのはペースが流れた昨年しかない。他の4年は先行馬が1頭、あるいは2頭残っているのだ。ペースの掌握にみじんの狂いを見せない名手・武豊が樫の女王へエスコートする。 

続きを表示

「CBC賞」特集記事

「ラジオNIKKEI賞」特集記事

2022年5月19日のニュース