【ケンタッキーダービー】クラウンプライド悔しい13着、2番手で運ぶも失速

[ 2022年5月9日 05:05 ]

<ケンタッキー・ダービー>13着に敗れたクラウンプライド=右から3頭目(USAトゥデー・ロイター)

 米競馬のクラシック3冠初戦「第148回ケンタッキーダービー」が7日(日本時間8日朝)、ケンタッキー州ルイビルのチャーチルダウンズ競馬場(ダート2000メートル、20頭)で行われ、日本馬として3年ぶり4頭目の挑戦で初Vを目指したクラウンプライド(牡=新谷)は好位追走も13着に敗れた。

 UAEダービーを制して米国に渡ったクラウンプライドはスタートから好位の2番手に付ける積極的な競馬。直線手前では先頭に立ち、見せ場をつくったが最後は余力なく馬群に沈んだ。ケンタッキーダービー初騎乗となったルメールは「とてもいいスタートで、いいポジションが取れた。3~4コーナーで内側の馬にプレッシャーをかけられ、直線では疲れてしまった」と悔しそうに回顧。「自信があったのでとても残念」と肩を落とした。新谷師も「精いっぱい頑張ってきて、馬の状態はとても良かっただけに残念です。日本からたくさんの応援を頂き感謝しています」とコメントした。同馬は9日に帰国の途に就く予定。

 勝ったのは出走取り消しにより補欠馬から繰り上がりで出走した伏兵のリッチストライク(牡=リード、父キーンアイス)。地元メディアは「3冠史上最大の番狂わせ」と報じた。

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