【船橋・東京湾C】タツノエクスプレス 直線差し切って東京ダービー切符

[ 2022年5月5日 05:00 ]

ロマンスグレー(右)を差し切って東京湾Cを制したタツノエクスプレス
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 クラシックの前哨戦「第36回東京湾カップ」(S2)が4日、船橋競馬場で行われた。3番人気のタツノエクスプレスが直線差し切り優勝、重賞初制覇した。手綱を取った和田は昨年のギガキングに続きこのレース連覇となった。同馬と2着ロマンスグレーには「第68回東京ダービー」(S1、6月8日、大井)への優先出走権が与えられた。

 ロマンスグレーが逃げるのは予想された展開。そこから離され過ぎず3番手からマークして流れに乗るときっちり脚をためた。動き出したのは3コーナー過ぎ。マイブレイブをかわして2番手に上がると直線の目標は1頭だけ。残り100メートルで馬体を並べるとあとは渾身(こんしん)の右ステッキを打ち込んだ。最後は半馬身かわしてゴールした。

 前日4勝の固め打ち、この日もこれが2勝目となった絶好調の和田は「返し馬からいい気合が乗ってレースがしやすいと思っていた。3コーナーから自分でハミを取ってくれたし、直線もきっちりかわしてくれた」と納得の表情で振り返った。圧倒的な人気馬を競り落とす価値ある勝利を手土産にいざ、大一番に挑む。

 ◆タツノエクスプレス 父アジアエクスプレス 母ダイナルシャトー(母の父コマンダーインチーフ)牡3歳 川崎・田辺陽一厩舎 馬主・三河辰已氏 生産者・北海道新冠町のヤマタケ牧場 戦績8戦2勝 総獲得賞金2528万円。

 ▼2着ロマンスグレー(左海)スタートして行きっぷりが…。もたつく感じがあった。

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2022年5月5日のニュース