【とこなめ・バトルトーナメント】佐藤 速攻逃げ切りV!ツキ生かし新スター候補名乗り

[ 2022年1月11日 05:30 ]

バトルトーナメントで幸運を生かして22年初Vを決めた佐藤
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 ボートレースとこなめ「ファン感謝3Daysボートレースバトルトーナメント」ファイナルが10日、第12Rで争われ、1号艇の佐藤隆太郎(27=東京)がイン速攻で逃げ切り勝ち。通算4度目優勝を飾るとともにプレミアムG1・BBCトーナメント(23年1月12~15日、びわこ)出場権も手にした。節イチパワーで捲り差して続いた西橋奈未が2着。最内差した中村尊が3着に入った。

 実力派ぞろいの115期から、新たなスター候補が誕生した。その名は佐藤隆太郎。鋭いスタートが持ち味の27歳は豪華メンバーが集った全国発売のド短期トーナメントで頂点に立ち、その名を大きくアピールすることに成功した。

 「いい状態で行けましたね。あとはしっかりスタートを決めていくことだけを考えました。予選トップでもなく、引き当てた枠番だったのでインから気負いなく行けました」

 セミファイナルに続いて、ファイナルでもインからトップスタート(コンマ06)をズドン!!持ち味をフルに発揮して他艇を完封してみせた。ここまで枠番抽選では2→1→1号艇という“ツキ”の良さ。1号艇を引いた時は「残り物に福がありました」とも明かした。そのチャンスをしっかりとモノにできたのも成長の証だ。

 「しっかりと勝ち切れたのは大きいです。今年は地元の多摩川のヤングダービー(9月20~25日)で活躍したいし、今後も目の前の一走一走を大事にしたい」

 目標に向かって、まずは来期のA1級復帰を目指して好着を稼いでいく。「お客さまがあってのボートレース。精いっぱい頑張りたいですね」

 最後はファン感謝の大会らしく、感謝の言葉も忘れず。とこなめの地から東都の新星が隆盛への一歩を踏み出した。

 ◇佐藤 隆太郎(さとう・りゅうたろう)1994年(平6)5月7日生まれ、東京都出身の27歳。東京支部所属。115期。2014年11月に多摩川一般戦でデビュー。17年3月多摩川一般戦で初V。20年2月戸田関東地区選でG1初優出(5着)を決めた。現在A2級も、過去にA1級経験あり。通算成績1478戦289勝4V。同期に仲谷颯仁、関浩哉、豊田健士郎ら。1メートル67、52キロ。血液型O。

 《次走》佐藤隆太郎は20日からの尼崎一般戦に出場し、郷原章平、豊田健士郎らと対決する。坪井康晴は15日から大村G1海の王者決定戦で峰竜太、桐生順平らが相手。西橋奈未は17日からの多摩川G3オールレディースで平山智加、中村桃佳らと激突する。中村尊は20日からのからつ一般戦で寺田千恵、前本泰和らと対戦する。宇野弥生は14日からの徳山男女W優勝戦で松本晶恵、遠藤エミらと対決。秋山直之は18日からの浜名湖一般戦で上平真二、徳増秀樹らと覇権を争う。

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2022年1月11日のニュース