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【香港カップ】ラヴズオンリーユー有終V!叩き合い制し日本馬最多タイ海外G1・3勝目

[ 2021年12月13日 05:30 ]

<香港8R・香港C>ヒシイグアス(4)の猛追をかわしたラヴズオンリーユーが有終の美を飾った(C)The Hong Kong Jockey Club
Photo By 提供写真

 チーム・ジャパンが存在感を示した。香港国際競走が12日、シャティン競馬場で行われ、G1・4レースのうち日本馬が2勝を挙げた。ハイライトは香港カップ。ラヴズオンリーユーがクイーンエリザベス2世カップ、BCフィリー&メアターフに次ぐ史上最多タイの海外G1・3勝目。19年オークスを含めてG1・4Vの有終締め、華麗にラストランを飾った。香港ヴァーズはグローリーヴェイズが19年のこのレースに続く2年ぶりの海外G1・2勝目。香港スプリントはレシステンシアが2着、香港マイルはサリオスが3着と海外初挑戦の2頭が奮闘した。

 これぞ日本の誇りだ。ラヴズオンリーユーがラストランで勇躍した。スッとスタートを決め、5番手で流れに乗せる。直線で馬群を縫って前へ。外から同じ日本馬のヒシイグアスがもの凄い勢いで追い込んでくる。その内から川田の右ステッキに応えて盛り返す。内にいたロシアンエンペラーをかわし、先頭でゴールへ飛び込んだ。厳しい直線の攻防をくぐり抜け、日本馬では史上タイとなる海外G1・3勝目を挙げた。

 今春の香港クイーンエリザベス2世カップで海外G1初制覇を飾った。札幌記念2着を経て、再び海を渡った。米国のBCフィリー&メアターフでV。日本馬として初のBCウイナーとして名をとどろかせた。その後も米国で調整。そしてラストランの地にシャティンを選んだ。矢作師はコロナ禍で直接、陣頭指揮が執れない中で厩舎スタッフをねぎらった。

 「アメリカからアンカレジ経由で香港に移動した時は少し調子が落ちてしまい正直心配しましたけど、それを立て直した彼女自身とスタッフには尊敬の念しかありません。レースは少し厳しいコースに行ったかなと思ったけど、本当に強かったですね」

 令和の時代に誇れる名馬のDNAは、繁殖牝馬として次の世代へ継がれていく。「リスグラシュー(19年有馬記念で有終V)と同じで、惜しまれての引退。どんな子供を出すか、楽しみですね」。コロナ禍で海外との交流が閉ざされる中、世界へ立ち向かって、まばゆいばかりの勝負強さを見せた。日本中に大きな愛と勇気を与えた。ありがとう、ラヴズオンリーユー。栄光の道のりは世界の競馬史に、強く強く刻まれていく。

 ◆ラヴズオンリーユー 父ディープインパクト 母ラヴズオンリーミー(母の父ストームキャット)16年3月26日生まれ 牝5歳 栗東・矢作厩舎所属 馬主・DMMドリームクラブ 生産者・北海道安平町のノーザンファーム 戦績16戦8勝(重賞5勝目)馬名の由来はみんなへの愛を込めて、母の名より連想

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