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【川崎】騎手紹介⑫ 飛躍を遂げたデビュー2年目の古岡勇樹 ヤングジョッキーズシリーズでも輝きを放つ

[ 2021年12月13日 12:00 ]

デビュー2年目で成長を続ける古岡勇樹
Photo By 提供写真

 デビュー2年目の古岡勇樹(21)は着実に実力を身につけてきている。若手騎手が腕を競い合う「ヤングジョッキーズシリーズ」はファイナルラウンド(12月27日=大井、同28日=中山)への進出が決定。昨年のトライアルラウンド10位から飛躍を遂げた。

 中央競馬や西日本の地方競馬のジョッキーとの戦いとなるファイナルラウンド。「西には同期もいるし、中央でも角田大和君とか仲のいいジョッキーもいるので、そういう人と一緒に競馬に乗れてレースができるのはうれしいです」と交流の舞台に立てることを喜んだ。
 
 福岡県出身で、小学4年のときに近くにある小倉競馬場に連れて行ってもらって、初めて競馬に触れた。「馬を勝利に導くことに魅力を感じて騎手になろうと思いました」。その後は小倉競馬場の乗馬センターで腕を磨き、進むべき道を切り開いていった。

 デビューを果たした昨年は10勝にとどまったが、「川崎ジョッキーズカップシリーズ」では出走した8戦3勝2着1回の好成績で年間チャンピオンに輝いた。今年は9戦2勝2着1回でトライアルラウンドをトップ通過。連覇に王手をかけている。このシリーズは騎乗馬を抽選で決定する選定競走。「前に乗っていた先輩ジョッキーに癖だけ聞いて、あとは感覚で乗っている」というものの、初めて騎乗する馬だからこそ得られるものもある。「これがレースの勝ち方なのか、この感じで行けばいい着順が取れるとか、つかませてもらっています」と貴重な経験の場となっている。

 今年5月からは勝ち星のペースが上がった。「他の馬の動きとか他のジョッキーの手応え、手の動きなどを見て、どこを通れば前が空いてとか見れるようになってきました」と自己分析する。それが如実に表れたのが、トキノステラに騎乗した10月13日のヤングジョッキーズシリーズ(川崎)だった。「内で我慢してうまくいいところが開いてくれたので抜け出して勝つことができて良かったです」と振り返った。

 意識する存在は同期の池谷匠翔騎手。「匠翔が佐賀とか門別に行ってうまくなって帰ってきて、こっちでも勝っているので、それはいい刺激になっていますね」。初勝利は古岡の方が早かったが、負担重量軽減の変更条件となる通算31勝目、51勝目は先を越された。それだけに、減量がなくなる通算101勝目に向けて「匠翔より先に1キロ減を取りたい。来年が終わる頃には取りたいです」と意気込む。

 「仲のいいライバル」と言うように、池谷とは一緒に買い物に出掛けたりする。「洋服とかですね。買わないことの方が多いですけど。見るだけでも楽しいので」と若者らしさがのぞく。音楽を聴くのも好きで、現在のお気に入りは日本の男性5人組ロックバンド「Novelbright(ノーベルブライト)」だ。

 ジョッキーになって一番の喜びは、やはり勝利を挙げたときだ。「一人で勝っているわけじゃないので。勝ったときは馬主さんも先生も厩務員さんも喜んでくれる。みんなで勝ち取った1勝というのがある」という。地方競馬の魅力については「それぞれの競馬場でいいところがある。ヤングジョッキーズシリーズで門別や盛岡で乗っていますが、走っている馬の感覚や脚色、踏み込みの感覚も違う。勉強になりますね」と話す。一戦一戦が血となり肉となり、古岡は成長している。

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