サブノジュニア引退 ラストランは6着、矢野「夢のような経験をさせてもらった」

[ 2021年12月10日 05:30 ]

関係者との記念撮影をして現役引退したサブノジュニア
Photo By スポニチ

 昨年のNARグランプリ年度代表馬サブノジュニア(牡7=大井・堀)の引退式が9日、最終レース終了後の大井競馬場で行われた。同馬はこの日の11Rビオラ賞6着がラストランとなった。通算44戦12勝。重賞は20年アフター5スター賞、JBCスプリントの2勝。今後は北海道浦河町のイーストスタッドで種牡馬入りする。

 最後のレースを終えて無事送り出すことになった堀師は感慨深げ。「肉体的には2回の骨折を乗り越えてくれたし、気性面では難しいところがあったが成長して重賞を勝ってくれた。昨年のJBCスプリントの差し切り勝ちは気持ちがスカッとしたのが忘れられない。少しでも多くの産駒を出して、その子供で重賞を獲るのが夢」と振り返った。

 ▼矢野(主戦騎手)引退という言葉を聞くと正直寂しい。初めて騎乗した時に重賞を獲れる馬だと思ったのを覚えているし、実際G1も獲れた。夢のような経験をさせてもらった馬でした。

 ◆サブノジュニア 父サウスヴィグラス 母サブノイナズマ(母の父カコイーシーズ) 牡7歳 大井・堀千亜樹厩舎 馬主・中川三郎氏 生産者・北海道新ひだか町の藤沢牧場 戦績44戦12勝(南関東41戦12勝) 総獲得賞金1億7562万円 重賞勝ちは20年スポニチ盃アフター5スター賞(S3)、20年JBCスプリント(G1)。

続きを表示

2021年12月10日のニュース