嘉藤貴行 2度目の受験で調教師免許試験合格!「目標のレースはダービー」

[ 2021年12月10日 05:30 ]

新規調教師免許試験合格者発表

新規調教師試験に合格した上原佑紀助手(左)と嘉藤貴行騎手は笑顔でポーズをとる(撮影・郡司 修)
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 JRAは9日、令和4年度の新規調教師免許試験合格者を発表。現役騎手の嘉藤貴行(40)を含む5人が合格した。

 2度目の受験で難関突破の嘉藤は「自分の努力不足で騎乗数が減り、1頭の馬と向き合う時間が増えた。その中でデビュー前からセカンドキャリアまで携われる調教師という仕事に魅力を感じた。中学卒業から勉強する機会がなかったので大変でしたが、合格できてうれしい」と笑顔。この日は妻と共に師匠の田中清師に合格を報告してから会見に臨んだ。

 デビュー22年目で積み重ねた勝利は157。今月28日までは騎乗を続ける予定だ。「15年に乗せていただいたダービー(コメート=5着)の大歓声、熱狂が忘れられない。目標のレースはダービーです。従業員の皆とケガなく笑顔あふれる厩舎を目指したい」と次なるステージでの活躍を誓った。

 ◇嘉藤 貴行(かとう・たかゆき)1981年(昭56)11月5日生まれ、東京都出身の40歳。00年、美浦・田中清隆厩舎から騎手デビュー。同年3月4日、デビュー日の中山12R(リアルヴィジョン)で初勝利を挙げた。08年に所属フリーとなった。JRA通算5472戦157勝(9日現在)。1メートル63、50キロ。

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2021年12月10日のニュース