【松山記念】橋本が記念初制覇 地元で決め歓喜、新田の完全V止めた

[ 2021年12月6日 05:30 ]

地元の声援に応えて記念初優勝を飾った橋本
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 松山記念決勝は5日行われ、地元の橋本強(36=愛媛・89期)がゴール前鋭く伸びて優勝。橋本はこれがうれしい記念初制覇となった。

 新田がスタートを決めて新田―大森―松谷―松本―橋本―渡部―山田―香川―稲垣で周回。赤板で山田―香川―稲垣で上昇。松本―橋本―渡部も上昇し、新田にふたをする。打鐘すぎ2Cから松本が踏み込み先行態勢。単騎の松谷は内を突いて4番手を確保。新田も続くが、香川と絡み仕掛けをやめる。そこから再度仕掛けると大森が離れる。新田は5番手にいた山田のブロックに遭い失速。さらに踏み上げるが今度は3角で橋本がブロック。直線、それでも伸びる新田を、橋本が松本の番手から差し脚を伸ばしてしのぐ。

 ついにつかんだ。それも地元で。大声援に両手を上げて応えた橋本は「ケガもいっぱいしたが、くじけずに頑張って成果を出せて良かった」と喜びを口にした。

 完全Vの懸かる新田に圧倒的支持が集まった一戦。橋本は「新田君と外並走して1周だったら(松本)貴治の力なら持つ。作戦通りハマりました。新田君が来たが、3コーナー入り口だったので失速させられたのが勝因」と超強敵撃破を振り返った。

 最高の仕事をした師走。来年のさらなる飛躍へ「この優勝をきっかけにもっと活躍できるように頑張る」と力強く語った。

 《次走》優勝の橋本強、3着の松本貴治は豊橋F1(12~14日)、2着の新田祐大は伊東記念(16~19日)。

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2021年12月6日のニュース