【チャレンジC】ソーヴァリアント独壇場V!ハイレベル3歳世代から新たなスター候補

[ 2021年12月5日 05:30 ]

後続を突き放してチャレンジCを制したソーヴァリアント(撮影・亀井 直樹)
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 「第72回チャレンジC」が4日、阪神競馬場で行われ、1番人気の3歳馬ソーヴァリアントが2番手から楽に抜け出し重賞初制覇を飾った。3馬身半差の2着にヒートオンビートが続き、社台レースホース所有馬のワンツー決着になった。

 引き揚げてきたソーヴァリアントの馬上でルメールから思わず笑みがこぼれた。「この馬、走るね」。名手もほれ込む快勝劇だった。

 大外枠からスタートを決めて2番手をキープ。前半5F通過は62秒9の超スローペースだったが、しっかり折り合いをつけた。直線手前で先頭に立つと、そのままゴールまで独壇場。後続には3馬身半差つけた。

 「(直線は)1回ステッキを使ったけど、いらなかったね。ゴールまでの集中が大事なので優しくムチを使いました。能力はあるしG2、G1に絶対行ける」

 ハイレベルな3歳世代から新たなスター候補が誕生。昨年、3歳で当レースを制したレイパパレは今春に同じ舞台の大阪杯を制した。大竹師も「イメージしたくなりますね。オルフェーヴル産駒だし距離もこれ以上こなせると思う」と飛躍に期待を寄せる。どのレースにチャレンジしていくのか、楽しみの持てる快勝劇だった。

 ◆ソーヴァリアント 父オルフェーヴル 母ソーマジック(母の父シンボリクリスエス)18年2月28日生まれ 牡3歳 美浦・大竹厩舎所属 馬主・社台レースホース 生産者・北海道千歳市の社台ファーム 戦績9戦4勝(重賞初勝利) 総獲得賞金1億674万5000円。馬名の由来は「とても勇敢」。

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2021年12月5日のニュース