【英・ヨークシャーオークス】ディープ産駒スノーフォール完勝、凱旋門賞に弾み

[ 2021年8月21日 05:30 ]

 19日、英国のヨーク競馬場でG1「ヨークシャーオークス」(約2370メートル)が7頭で争われ、今年の英愛オークス馬であるディープインパクト産駒スノーフォール(牝3=愛国A・オブライエン)が6番手から直線は一気に脚を伸ばしてノーステッキで完勝。2着アルバフローラに4馬身差でゴールを駆け抜けた。

 古馬との初対決をクリアして、目標の凱旋門賞(10月3日、パリロンシャン)に向けての視界良しだ。通算11戦5勝、G1・3勝目。同馬はアイルランドのサラブレッド統括組織クールモアが、16年凱旋門賞馬ファウンドの全妹ベストインザワールドを繁殖として日本に送り、ノーザンファームで生産。2歳時は7戦1勝と平凡な成績だったが、3歳になってから4連勝。A・オブライエン師と鞍上のムーアは昨年ラブに続く連覇を飾った。ムーアは地元メディアに「並外れている。前走と比べて良くなっていたし、この先も成長していくと思う」と絶賛。A・オブライエン師は「彼女は秋の準備ができている」と先を見据えた。この一戦を受けて英ブックメーカーのウィリアムヒル社はスノーフォールの凱旋門賞オッズを前日4倍(1番人気)から下げて3・25倍に設定した。

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2021年8月21日のニュース