【札幌記念】ソダシ 古馬と初対戦、昨夏北海道で連勝 高い洋芝適性

[ 2021年8月16日 05:30 ]

札幌記念で古馬と初対戦となるソダシ
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 白毛のアイドルホースが北の大地を盛り上げる。今週サマー2000シリーズ第4弾「第57回札幌記念」に3歳牝馬ソダシが参戦。オークス8着で初黒星を喫した桜花賞馬が名誉挽回を期して古馬と初対戦だ。

 無敗の5連勝で桜花賞を制した白毛馬ソダシは古馬と初対戦となる。牝馬2冠制覇を懸けた前走オークスは前半、折り合いに苦労して8着。初黒星を喫した。その後は放牧でリフレッシュ。吉田隼が騎乗した1週前の函館芝コース併せ馬は5F65秒0~1F11秒4と、直線シャープに伸びて最先着を果たした。前半ゆったりした入りから徐々にピッチを上げ、滑らかに加速。パワー型で洋芝適性は昨夏の北海道2戦(函館の新馬戦と札幌2歳S連勝)に表れている。古馬撃破へ。新たな一歩を踏み出す。

 春にドバイシーマクラシック3着から香港クイーンエリザベス2世Cを制したラヴズオンリーユーが帰国初戦を迎える。成績が示すように年を重ね、心身ともに成長。このあと予定している秋の米国遠征につなげる構えだ。一昨年の覇者ブラストワンピースは今年初戦の前走・鳴尾記念3着で復調の兆し。目黒記念を快勝したウインキートスは、当時1勝クラスとはいえ昨夏この舞台で2着がある。

 《1週前動き豪快》白毛の桜花賞馬ソダシは1週前に主戦・吉田隼がオークス8着以来、初めてまたがり、函館芝コースで豪快な動きをみせた。今浪厩務員は「気持ちが入ってきた感じ。それでも、この中間の落ち着きがなくなったわけではないよ」と順調ぶりに目を細める。12日の時点で馬体重は474キロ(前走から2キロ増)。「変わりなく来ている。レースに向けてストレスを与えないように調整していきたい」と気を引き締めた。

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2021年8月16日のニュース